校章

徳島県立みなと高等学園


〒773-0015  小松島市中田町新開28-1
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学校の全景    
  
 

特色ある取り組み

                 みなと高等学園の取り組み


 「みなと高等学園」は、平成24年4月に開校いたしました。
発達障害の生徒を受け入れて社会的・職業的自立に向けた教育を行う、「みなと高等学園」の「特色ある取り組み」を御紹介いたします。

1 職業的自立に向けた系統的な指導
 
 卒業後の就労をめざし、入学して間もない頃から「事業所見学」や「校内就業体験」などを、一貫して系統的に学んでいきます。

   1年生:働くことへの理解を進めるとともに、自分の職業適性を知ります。
   2年生:就労に向けた知識や技能、態度などを身につけます。
   3年生:就職を希望する事業所への円滑な移行をめざします。


① 事業所見学
 入学して間もない5月、情報処理関係、木材加工、金属加工関係、老人福祉施設、公立図書館などに出かけて「事業所見学」を行いました。
 「事業所見学」の事前指導は4月末から始めました。この時期から学習を開始することにより、生徒たちは「みなと高等学園は、就職に向けた学習を進めていく学校という意識」が生まれたようです。

    

       木材加工の事業所                    老人介護施設
② 校内就業体験
 6月には、環境園芸班、ビルメンテナンス班、家政サービス班、木工班、委託作業班に分かれて、6日間の終日作業を行いました。
 終日作業は、「集中を切らさない根気」「立ち仕事を続ける体力」を必要としますが、全ての生徒さんがやり遂げることができ、「大きな自信」となりました。

     
   ビルメンテナンス班の作業風景              環境園芸班の作業風景


    
   委託作業班の作業風景                    木工班の作業風景 


③ 現場実習
 11月と12月には、事業所における現場実習を行いました。シティホテル、リサイクルや金属加工の工場、公立図書館、スーパーマーケット、老人福祉施設、徳島県庁など、多様な事業所に出向いて「自分の職業適性を確認し、実践的な働く力」を育てました。「みなと高等学園」の現場実習には、現在、「約130社の県内事業所から、ご理解とご協力」をいただいております。
 現場実習に先立つ7・8月には、「教員が事業所に出向いて1日従業員として働く」ことにより、必要とされる体力、仕事内容や工程の分析、支援方法の検討などを行いました。
 

     
        スーパーマーケットでの実習              金属加工の工場での実習


           
             ホテルでの実習

2 販売実習
 商品リサーチから仕入れ、品だし、値付けと販売、収支決算など、流通に係る一連の工程を教育活動の中で学習できるように「販売実習」を実施しています。毎日の販売実習を通して、「身だしなみや礼の仕方、接客など仕事をする上で基本となる技能や態度」を身につけています。

    
   接客にも自信が育ってきました           1円の過不足も許されないため
                                 緊張感がただよいます。

3  外部の専門家による多様な授業
 「みなと高等学園」では、外部の専門家を講師として積極的に招いています。就労ニーズの多いビルメンテナンスや介護、調理・製菓、就労に向けたビジネスマナーなどの専門家を招いての授業は、「高い技能や知識が身につくだけでなく、程よい緊張感」が漂います。

    
  調理の専門家を招いての授業          接客のマナーや電話対応など、ビジネス
                               マナーの専門家を招いての授業
4 自分たちで計画・実行する体験学習
 生徒の皆さんが、宿泊学習や遠足などを計画して実施します。「自分たちで考え、作り上げる体験により成就感や達成感を得ることができる」とともに「仲間づくり」につながります。

      
 
宿泊学習の夕食はバーベキュー(13HR)           余暇活動は海釣り(12HR)
  


 
  宿泊学習の夜は花火(12HR)

5 MKGスポーツの日
 
 個別の指導計画による普段の学習を継続的に実践するため、「みなと高等学園」では運動会を行わず、「日頃の体育の授業などの成果を発表する場」としてM(みなと)K(こうとう)G(がくえん)スポーツの日を設けています。

    
   HR対抗のフライングディスク              さわやかな成就感

6 さん付け呼名と丁寧な言葉づかい
  「生徒さんを青年として最大限尊重する。」という教職員の気持ちを行動で伝えるため、「男女を問わず、さんづけで呼名」しています。また、社会人として好感が持てる言葉づかいが身につくように、「教師自らが丁寧な言葉づかい」を心がけています。生徒の皆さんは、教職員の「コミュニケーションモデル」から自然に学び、丁寧な言葉づかいを育てています。

7 授業としてのカウンセリング
 金曜日の6校時は1週間のしめくくりとして、全ての生徒さんを対象として、自立活動の授業の中で「カウンセリング」を実施しています。1対1もしくは小集団によるカウンセリングにより、「これまで溜めていた悩みが軽くなった。」「次の活動に対する不安が少なくなった。」「したいことが見えてきた。」など「心の負担の軽減」などが図られています。

8 文章表記と評点を併せた通知表

 
 各教科・領域の学期目標は生徒さん一人一人の学習レベルに合わせて設定し、指導の手立て、評価とともに文章表記してご家庭に知らせます。このことに併せて「みなと高等学園」では、各授業場面における態度や言葉づかい、服装などが社会人としてどの程度身についているかを100点満点で評価して知らせます。このことにより、「一人一人からスタートする学習と社会人として求められる資質の両方について評価して伝える」ことができ、次への目標設定につながります。

9 おわりに
 本年4月に開校して以来、12月末現在で、教育関係者や福祉関係者など、国内外から1600人を超える視察者が来校されており、「発達障害のある生徒への取り組みについて、非常に関心が高い」ことが伺えます。今後は、「みなと高等学園」の取り組みの検証を進め教育内容の充実を図るとともに、その成果を積極的に情報発信したいと考えております。
 「皆様方におかれましては、みなと高等学園の取り組みに、これまで以上のご理解とご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。」