校長室より

ゴールデンウイークの過ごし方

2024年5月7日 00時00分 [管理者]

ゴールデンウイークが終わってしまいました。

ゴールデンウイークに入る前は、あれもこれも・・・と、したいことを思い浮かべていましたが、結局大したこともせず、だらだらと過ごしてしまいました。

やったことといえば、庭の草抜き、少しのジョギング、読書、昼寝・・・。

 

本を読んでいますと、気になるフレーズがありました。

「学校の先生で、『みんな仲良くしましょう』という人がいますが、これがプレッシャーになる生徒がいます。」

といった内容でした。

私が、始業式や入学式で話したことが、読んでいる本に出てきてびっくりしたり、反省したりしました。

『みんな仲良く』という考えは変わりません。

なぜなら、『みんな仲良く』することを考えることで、相手を、誰かを、思いやる優しい心が育まれると思うからです。

ただ、何事もほどほどに取り組むことが大切です。

人間ですから、互いに相性というものがあって、全員とすごく仲良くなることはできません。

お互いの相性によって、適切な距離をとることが必要です。

この距離感についても、学校生活の中で、失敗もしながら育んでいってもらいたいと思います。

 

先日、香川大学付属特別支援学校を訪問したときに、お土産をいただきました。

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校長室に置かせていただいていますが、作成した生徒の皆さんの優しい気持ちがこもっているようです。

こちらは、先週から置いている花瓶です。

100円ショップで買いました。

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連休明けは、疲れが出やすいですね。

無理せず、できることから、ぼちぼちやっていきましょう。

授業見学

2024年4月30日 00時00分 [管理者]

今日は野崎先生の授業を見学させていただきました。

5時間目は、2年生商業ビジネス科、情報デザイン科の数学。

6時間目1年生商業ビジネス科の自立活動です。

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5時間目の数学では「集合」の分野でした。

身近な題材を扱い、部分集合、補集合などの意味を分かりやすく説明していました。

また、生徒さんは一人一台タブレットを使い、MetaMojiClassRoomで情報を共有しながら楽しそうに授業を受けていました。

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6時間目は1年生の授業です。1年生は少しまだ緊張感というか、フレッシュな感じで授業を受けていました。

まずは、温度計を使って、今の自分の気持ちを表してみようということで「疲れ度」を各自で表していました。6時間目ということもあって、みなさん疲れ度(温度?)は高めでした。

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次に、「伝え方の練習」ということで、「貴重品袋を取りに来た時」などのシチュエーションで一人一人伝え方の練習をしました。

先生からは社会人になったとき、挨拶がしっかりできることが大切ですといった話をしてくださいました。

生徒一人一人の個性に合わせた授業が今日も展開されています。

 

つばめの来校

2024年4月30日 00時00分 [管理者]

4月30日(火)今朝学校に来ると何やらピーチクパーチクとにぎやかな鳥のさえずりが聞こえてきます。

その方角を見てみると、体育館への出入り口の軒先を中心に3~4羽のつばめが忙しそうに飛び回っています。

先週は気づかなかったなぁと思いながら、軒下を見てみますと。

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どうやら巣作りの真っ最中のようです。

ハナミズキの花は満開の時期を過ぎたようですが、グラウンドの周りのツツジがきれいに咲いています。

そして、つばめの巣作り。季節が少しづつ春から初夏へと移っていることが分かります。

4月も今日で終わり。

緊張と期待でわくわくしながら始まりましたが、少しずつ学校にも慣れ、充実した日々を過ごしています。

ゴールデンウイークにしっかり充電して5月もぼちぼち頑張っていきたいと思います。

 

部活動紹介

2024年4月22日 00時00分 [管理者]

月22日(月)1時限目に体育館で部活動紹介がありました。

7つの部活動がそれぞれ工夫を凝らした紹介をしていました。

1年生の皆さんは、入りたい部活動があったでしょうか。

2年生、3年生の皆さんも、これから入ってみたい部活動があったら、是非挑戦してみましょう。

強制ではありませんので、無理のない範囲でやって欲しいと思います。

 

私は高校生の時に陸上部に入っていました。専門は中距離~長距離種目でしたが、ゆるい練習をしていたこともあり、記録は伸びず、大会ではいつも最後の方を走っていました。

非常におっちょこちょいで、他人のゼッケンをつけてレースに参加してしまい、監督の先生に怒られたこともありました。

大会では良い思い出はあまりありませんが、早朝練習や放課後の練習で友達と過ごした時間は何物にも代えがたい貴重なものでした。

そして、一生つきあえる友人もできました。

今も陸上部が早朝練習をしているのをみながら、当時の自分を思い出していたりしています。

そして、「がんばれ」と心の中で応援しています。

 

部活動に参加する人は、授業とは異なる体験をいっぱいしてください。

そして、健康や礼儀について学び、良い人間関係を築いてください。

皆さんのチャレンジを期待しています。

心温まるエピソード

2024年4月17日 00時00分 [管理者]

4月17日(水)放課後、校長室から下校していく生徒さんを見ていると、一人の女子生徒が自転車の側で座り込んでいました。

面談に来られた保護者の方でしょうか、その生徒さんの側に行って心配そうに話しかけておられました。

そうこうするうちに、下校途中の生徒さんが次から次へと近寄っていき何か手伝っている様子です。

座り込んでいる女子生徒が立ち上がる様子もないので、何か大きなけがでもしたのかと心配になり、私も校長室から出て、様子を見に行きました。

すると、細いワイヤ式の鍵のワイヤ部分が自転車のギアに絡まってしまっています。

女子生徒の手は黒く汚れていましたので、何とか外そうとしばらく頑張ったようです。

私が見に行った時には、通りすがりの男子生徒が手を真っ黒にしながら、ワイヤを外そうと試行錯誤していました。

私は、女子生徒のケガを心配しましたが、元気な様子です。ただ、手がひどく汚れていました。

すると、先輩の女子生徒がその生徒に声をかけ、洗面所まで手を洗いにつれていってくれました。

男子生徒はひどく苦労していましたので、私は教員に手伝ってもらった方が良いと考え、先生に来ていただきましたが、私が呼びに行っている間に、ワイヤもほぼ外れるところまでできていました。

結局、私も、私がお願いした先生も見守るだけで、最後までその男子生徒が試行錯誤して、チェーンを外しました。

手は真っ黒になっています。

私は、制服が汚れなかったかな?とそんな心配をしていましたが、男子生徒はそんなことは気にならない様子でした。

それどころか、自転車の白いフレームについたオイルの汚れをハンカチで拭いています。

手を洗いに行っていた女子生徒が戻ってきて、そこに集まっていた生徒たち、それから、保護者の方、先生にお礼を言い、一件落着となりました。

誰かが困っているのを見たとき、それを通り過ぎてしまうのではなく、ちょっと声をかける。

そういった、優しさをこの生徒さんたちから感じました。

多くの生徒さんが、思いやりの心を持っていることが分かる、私にとって、本当に心温まるエピソードでした。