PTA事業所見学(株式会社大塚製薬工場)

7月25日(木)PTA事業所見学で保護者8名、教員5名が株式会社大塚製薬工場を訪問させていただきました。

到着後、本日案内や説明をしていただく人事部の方と挨拶を交わした後すぐに食堂の方に移動し、会議室のような部屋で説明をしていただきました。

最初は、あらかじめ提出していた質問に丁寧に回答していただきました。

障がい者雇用については、現在、社員食堂の業務として雇用していること。将来的には、清掃業務や緑地管理の業務に広げる可能性はあること。しばらくは期限付きの雇用であるが、何年か務めた後に無期限の雇用にもできること。通勤は各自が自分に合った方法で来ており、通勤手当は支給されることなどお話しいただきました。

また、社員食堂の責任者の方や、本校の卒業生も同席してくださり、食堂業務の具体的な内容を知ることができました。

印象的であったのは、責任者の方が従業員のみなさんの話をこまめに聞き取り、その人にあった業務を考えてくださっているということでした。例えば、どうしてもコミュニケーションをとることが苦手であれば、できるだけ、一人で黙々と取り組める業務を任せることもできるということでした。

卒業生の方からは、最初はできないことや分からないことが多く、失敗も繰り返したが、我慢して、周りの方に教えていただきながら乗り越えたこと。就職して2年の実務経験を終えた時に、調理師免許を取得するために頑張って勉強したこと。調理師免許を取得したことで、仕事の内容も広がり、やりがいを持って仕事に取り組めていること等を話してくれました。

次に遠くからですが、食堂の業務を実際に見ながら説明を聞きました。

ここの食堂は外部の業者に委託しているのではなく、大塚製薬工場が運営している社員食堂とのことでした。会社自体が運営している食堂は全国的にも非常に珍しいとのことでした。

社員が1000人強働いている工場で、約600人が社員食堂を利用しているとのことでした。ピーク時は忙しいとのことでしたが、業務を効率化することでスムーズに仕事ができているとのことでした。また、残業することもほとんどないとのことでした。

続いて、我々も昼食をいただきながら、卒業生から現在の様子等を聞くことができました。

最後に、大塚製薬工場として今後も障がい者雇用を継続していくといった話を伺うことができました。

大塚製薬工場人事部の方々、食堂関係の方々には懇切丁寧に御対応いただきありがとうございました。感謝申し上げます。

私自身、企業としての考え方や、姿勢を伺うことができ、本当に勉強になりました。

また、大塚製薬工場直営の社員食堂として、社員の健康を保持増進していくという使命感とプライドを持って業務に取り組まれている姿に大変感銘を受けました。

ありがとうございました。