平成27年度第1回発達障がい教育研究会(お礼)
夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
夏休み中も,生徒の元気な様子を見る機会はありましたが,9月1日の生徒集会で全校生徒が体育館に集まっているのを見て,大変うれしい気持ちになりました。
秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会だと思います。それぞれの生徒にとって,実り多い秋になることを期待しています。
さて,8月27日(木)に,小松島市のミリカホールで,「平成27年度第1回徳島県発達障がい教育研究会」を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県外からお越しの18名の方々を含め,約160名の皆様にご参加をいただきました。
午前中は,みなと高等学園が,「3年間の成果と課題~進路指導の取組を中心に~」というテーマで実践発表をしました。平成24年の創立以来,「新たな教育を構築する」という強い使命感を持って,生徒と共に取り組んだ結果,関係機関の皆様のご支援を得て,進路指導において実績を残すことができました。その成果を,学校として引き継いでいくことが大切です。しかし,一方で見えてきた課題もあります。まずは本校の職員の間で問題意識を共有し,改善につなげていきたいと考えております。
また,鳴門教育大学教授の大谷博俊先生,社会福祉法人愛育会障がい者就業・生活支援センター「わーくわく」の支援ワーカー佐野和明様,徳島県南部障がい者就業・生活支援センター「よりそい」の主任就労支援員多富英昭様,同じく就労支援員流田節也様には,それぞれのお立場から貴重な指導助言をいただきました。
午後からは,京都教育大学特別支援教育臨床実践センター教授の相澤雅文先生に「高等学校における”特別支援教育”の今,そしてこれから」という演題でご講演をいただきました。先生のお話の中にもありましたが,平成26年に障害者権利条約が批准され,インクルーシブな社会の実現が謳われるようになりました。特別支援教育は,現在,さらなる発展・充実が求められていると考えます。ご講演の中で,わかりやすい授業のために配慮・工夫されている様々な事例を紹介していただきました。このことは,学級や学校全体の学習意欲の増進や学力の向上等もにつがるものでもあり,参加された皆様にとって大変参考になったと思います。
最後になりましたが,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。