7月9日(火)3限目、2年生商業ビジネス科の授業「現代の国語」を参観しました。
最初に本授業で取り組むことを黒板に書き、見通しを示していましたので、生徒もすんなりと授業に入ることができていました。

最初に先生が作成したオリジナルプリントを用いて、漢字と語句の問題に取り組みました。
漢字の読み、カタカナ語の意味、ことわざ、同義語といった内容が一枚のプリントにおさめられていて、生徒は短時間で問題が切り替わるので集中力を維持しながら取り組むことができていました。
後半の内容は、先生が話している内容をメモを取りながら聞き取るという内容でした。
話した内容を生徒のタブレットに配信しつつ、大型モニタにも表示して答え合わせを行いました。
答え合わせは、生徒一人一人を指名して、その発言を引き出しながら行われました。
答え合わせで発表することが分かっているので、生徒は聞き取り中、集中してメモを取っていました。
また、、答え合わせでは、先生からメモを取るときの注意点を聞いていました。
これらの、教材は先生が生徒の実態に応じて作成しているもので、様々なところに工夫が見られました。
また、授業全体をとおして、生徒との対話を中心に展開されており、楽しく、分かりやすい授業であったと思います。
勉強になりました。
7月8日(月)、特別支援学校コンサルテーションが、畿央大学教育学部教授大久保賢一先生を講師としてお迎えし、本校でありました。
※コンサルテーション;専門家に対して相談することや助言を求めること。
大久保先生には終日、授業参観、研究協議、全体研修をしていただき、貴重な助言指導をいただきました。
その中で、「我々は、受け取る情報を変えることはできないが、『認知と行動』を変えることはできる。」という話をいただきました。
ここからは、私の理解と表現ですが、
例えば、家でゴロゴロ寝ている子供を見たとき(情報)
「手伝いも宿題もせず、また、さぼってるわ」と見るか(認知1)
「どこか調子悪いんやろか、風邪ひいたかな」と見るか(認知2)
といった、別々の認知の仕方があるということかなと理解しました。
このケースではほかにも認知3、4といろいろな捉え方ができるかも知れません。
そして、認知の仕方によって、その結果としての行動が違ってきます。
認知1の場合だと「何ゴロゴロしとんや、ちょっとは家の用事手伝ったらどうや」(行動1)となりそうですが、
認知2の場合だと「風邪ひいたんとちゃうか、ちょっと熱あるか測ってみ」(行動2)となりそうです。
我々は、どのように認知するかによって、行動が変わってくるということを改めて考えさせられました。
我々は、それぞれの人生の中で、どうしても認識や考え方にバイアス(先入観あるいは偏見)がかかってしまいます。誤った先入観で物事を認知すると、行動を誤るというとこを改めて考えさせられました。
誤った認知をしないためには、経験すること、学ぶことが必要だと思います。
我々は教員として、自分の「認知と行動」を振り返ること、生徒の「認知と行動」が幸せの方向に行くように生徒に伴走することが必要だと思った次第です。
7月5日(金)2限目に1年生の美術の授業を参観しました。

この日は職場見学で校外に出ていたクラスがあったので、その分人数が少なくなり、生徒数2名での授業でした。
課題は「人権ポスター」の製作でした。各自が思い思いの方法で集中して取り組んでいました。

先生と生徒の距離も近く、生徒の皆さんは適切なアドバイスを受けながら授業に取り組むことができていました。
個性的な作品が出来上がることを期待しています。
また、授業や部活動等で製作した美術作品を廊下等に掲示してくれているので、学校に来られた際には是非御覧ください。
7月7日(日)は七夕です。天気はまずまず良さそうなので、天の川も見えるかもしれません。
みなと高等学園の玄関先にも七夕飾りの笹が置かれています。

生徒の皆さんもいろいろな願い事を書いてくれていました。



私が小学生の頃は、家でも短冊に願い事を墨で書いて笹に吊るしていました。
そういった習慣は今ではあまりしなくなったのではないでしょうか。
我が家では当時、祖母が鯵の寿司を握ってくれたり、御萩を作ってお供えしたりしていたことを思い出しました。
夜には、天の川を見ようと空を見上げ、織姫星、彦星ってどれだろう探してみたり。
懐かしい思い出です。
先日、東京に出張していましたが、新宿や渋谷に居たら夜に空を見上げても星は見えないですね。
そういった意味では、田舎に住んで、星が見える生活をすることは、贅沢なことかもしれません。
7月1日(月)から3週間の間は「相互授業参観」の期間となっています。この期間に少なくとも1回は他の先生の授業を参観し、お互いの授業力を高めるという取り組みです。私も時間の許す限り先生方の授業を参観させていただきます。

本日は、3年生商業ビジネス科の「ソフト活用」の授業を参観しました。
この授業は、生徒4名に教員が2名で展開されてました。
表計算ソフトの活用を目的として、検定に関する問題演習をしていました。
生徒の皆さんは各自の課題に集中して取り組むことができていたし、分からないところでは積極的に質問することができていました。
先生方は、生徒の皆さんの進み具合を確認しながら、ポイント、ポイントで適切に指導されていました。
就職先によっては、データ入力や表の作成が必要になることもあるようです。
生徒の皆さんの主体性を引き出す良い授業でした。