校長室より

前期就業体験(校内・現場実習)

 最近,日中は真夏のような日差しで,気温が高い日が続いていますが,皆様お元気でしょうか。みなと高等学園では,将来の職業的自立に向けて系統的な指導を行っており,1年次から3年次まで計画的に校内実習・事業所見学・事業所における現場実習などを教育課程に位置づけて実施しています。
 6月1日(月)から,2週間の予定で前期就業体験を実施します。
 1年生の生徒は校内実習を行います。普段のクラスを解体して,木工班・家政班・環境園芸班・ビルメン班・委託作業班の5班に分かれて作業をします。
 2・3年生の生徒は,徳島県内のいろいろな事業所で2週間程度,現場実習・就業体験を行います。すでに事業所の日程の関係で,就業体験を始めている生徒もいます。
 これらの実習・体験をとおして,自立するために必要な態度や技能そして精神力を身につけてほしいと考えています。
 いざ,自分一人で全く知らない大人の人たちの中に混じって,実際の事業所で作業をするとなると不安も大きいと思いますが,ここは一つ覚悟を決めて,現場実習・就業体験に前向きに取り組んでほしいと思います。働くことの厳しさを知るかもわかりませんが,それ以上に働くことの楽しさや,やりがいを感じることができるかもしれません。今まで気がつかなかった新たな自分を発見することができるかもわかりません。
 これから,実習を行う生徒たちに,心からエールを送りたいと思います。
 最後になりましたが,実習・体験の機会を与えていただいた関係の皆様方に心からお礼を申し上げます。