校長室より
商業情報部の1年生による稲刈り
9/6(木)午後 6時産業化プロジェクト で おはぎ を販売するため、 商業ビジネス科11HR と 情報デザイン科12HR が協力して餅米の稲を刈りました。11HRが5月に田植えをした稲ですが、一昨日の台風を物ともせずに、稲は立っていました。刈った稲を昔ながらの 千歯扱き や 足踏み脱穀機 を使って、穂から子実をそぎ落としました。コツが要りましたが、なんとか終える事ができました。後で、稲刈りと脱穀を同時にする大きな機械を見せてもらいました。
次は、おはぎを作って販売する第二次産業と第三次産業が残っていますが、宮城先生の教えを受けて頑張ります。
流通システム科 とくしま特別支援学校技能甲子園出場
9/5県障がい者スポーツセンターで ビルメンテナンスの技能甲子園 が開催されました。 流通システム科 全員での必死の練習と応援が実り、1回戦で優勝した板野支援学校チームに敗れましたが「 県ビルメンテナンス協会賞 」を受賞しました。
みな⭐️ぼうけん 炊き出し体験
新聞紙を折って容器を作ることから始め、作ったカレーを皆んなで食べました。
みなと高等学園防災研修
9/3夏休み明けの集会の後、体育館で防災研修(みな⭐️ぼうけん)を行いました。講師は本校で4年間勤務された現在国府支援学校の名山教頭先生です。
講演会
8/3 滋慶医療科学大学院大学 准教授 岡 耕平 先生に講演をお願いしました。
午前中はみなと高等学園の教職員と保護者向けに「特別な支援を必要とする人への本当に必要な合理的配慮とは」という演題で、
午後は中学校・高等学校の希望する先生方に「高等学校や中学校における発達障害等が疑われる生徒への合理的配慮」という演題で行われました。
先生の経験と理論による分かり易い内容で大変勉強になりました。
流通システム科 ビルメン技能検定
7/26 ビルメン技能検定が行われました。
接客技能検定
7/25 みなと高等学園で「接客技能検定」が行われました。
全国高等学校総合文化祭出場
32HRの山下さんは平成29年度の徳島県高等学校総合文化祭写真部門で優秀賞をいただき、平成30年8月の全国大会に出場します。
「雨上がりの空に」という作品名で、雨上がりの水たまりに友人が覗きこむ影と、空の青と雲の白、樹木の緑、そして水たまりの上に落ちている葉っぱの茶、更に黒いアスファルトの凸凹が写り込み不思議な世界を演出しています。
検定の練習です
検定が7/25 7/26に実施されますが、一生懸命に練習する姿は格好いいですね。
ゆめみずきに新製品登場
ゆめみずきに新しいロゴが入った新製品が登場しました。 TEAM MINATO をデザインしています。
ポロシャツと帽子とバッグを展示しています。マークのみ購入してシャツにアイロンで貼り付ける事もできます。
シャツや帽子は早朝トレーニングや放課後の部活動に使用可です。
バッグに靴や着替えを入れてくるのも、新しい みなと のトレンドになるかも。
2年生就業体験報告会1回目
前期の就業体験について発表をしています。
進路課の片山先生から説明がありました。
実習で制作した実物です。
第100回全国高校野球選手権徳島大会
r生産サービス科3年生8名が鳴門オロナミンC球場の右翼芝生席に、学校で育てたサルビアとマリーゴールドで「祝100回」を浮かび上がらせました。
大雨で順延になった開会式の代わりに7月12日にセレモニーが行われ、横断幕を持って応援しました。
「しらす丼」看板除幕式
今年度から JF和田島漁協女性部 のみなさんの応援をさせていただくことになりました。第1弾として 食堂「網元や」 の場所がわかりにくいので、食堂の防波堤側にある、今は使われていない重油タンクに布製の看板を巻き付けて、ハッキリ見えるようにと工夫してみました。
今日7月12日はその 看板の除幕式 です。この看板でお客さんがわかり易かったと言ってもらえるよう、また女性部の皆さんにみなと高等学園に看板製作を頼んで良かったと言ってもらえますようにと願っています。
看板の除幕式の準備です。
記念撮影です。女性部の皆さんと看板の出来を見ています。
美味しいシラス丼をいただきました。ありがとうございました。
交通安全教室が開かれました
小松島警察署の田村交通課長さんからお話をいただきました。
大変わかりやすくお話と資料で、生徒も交通安全の意識が高まりました。
四国地方の梅雨明け宣言です
大変な雨でした。
平成30年度第2回受験生対象学校見学会
第2回目も100名近い見学者の方をお招きして見学会を開催しました。
生徒代表4名が前回と同じ各学科の説明をしました。
引率の先生と保護者の方には、詳細な説明をしました。
平成30年度第1回受検生対象学校見学会
台風の余波の中、受検生対象学校見学会は中学3年生43名と保護者の方・引率の先生を含めて、115名の方々をお迎えして始まりました。
教頭先生の説明の後、4名の生徒が代表して、それぞれが4学科について説明をしました。
後半は保護者の方と引率の教員の方々に、さらに詳しい説明をしました。
みなとクリーン
本日みなとクリーンは小松島市立中央会館に出張です。
社会人講師の先生の授業です
製菓の社会人講師 山下先生の22・23HR家政サービスの授業です。
福祉の社会人講師 山下先生の24HR福祉サービスの授業です。
保育実習
21・22HRが保育実習に行きました。健祥会の認定子ども園さんにご協力をいただきました。
生徒総会
生徒総会では、最初に「発言の諸注意」が説明されます。2番目に「昨年度の決算報告と本年度の予算案」の承認をします。3番目に「ホームルームや部活動意見・要望」があります。 代表が意見・要望を説明します。
一つひとつの意見・要望に賛成 反対票を起立と着席で意思表示をして票の集計をし、生徒の総意として学校側に提示します。学校側は一つひとつの意見・要望に真摯に回答します。
専門委員会から生徒全体に提案がされます。最後に生徒会長の言葉で締めます。
9月3日に行われる防災研修の愛称を募集していましたが、14HRの「みな⭐️ぼうけん」に決定したことを発表しました。
発表後に保健室前の掲示板に掲示しました。
みなとクリーン
「みなとクリーン」というのは、ビルメンテナンス選択者で、校内実習と外部の施設の実習を終えた3年生が、近隣の施設の清掃やメンテナンスをボランティアで行う行為と集団を指します。
本日は千歳苑に出向いています。次の写真はエアコンフィルターの清掃の様子です。
千歳苑のみなさんが少しでも快適に生活していただけたらと願っています。
献血キャンペーン
6月23日と24日の徳島市のアミコで行われた献血キャンペーンのお手伝いに行きました。
毎年みなと高等学園の生徒が学校で作った花ポットを配っています。
献血する方が少なくなるこの時期ですが、花は人気があるようで、いつもより多くの方に献血に来ていただきました。
千歳苑で清掃作業
福祉サービスの授業を利用し、小松島市の千歳苑で車イスの清掃作業を行いました。
綺麗になって喜んでいただけることを願っています
いじめをなくそう 全校集会 6/18
本日は「いじめをなくそう 」と題した全校集会がおこなわれました。
みなと高等学園の生徒指導のキーワードは「自分を大切にする」「相手を大切にする」「物を大切にする」です。 いじめを防止 し、 安心安全な学校 にするためには 自分と相手を大切にする ことが基本になります。そして次の様なポイントを守るようにメッセージが送られました。
相手の体にさわらない
物で相手の体にさわらない
丁寧な言葉使いをする
必ず大人にSOSを出す
みんなで守っていきましょう。
校内実習反省会
6月15日1年生2年生の校内実習が終了しました。
二週間の実習で特に感じたことは、1年生の成長でした。挨拶も大きくなりキビキビ動くことができる様になったと思います。
校内実習も明日1日を残すのみ
職人の様な技術に近づけたかな?
こんな長い道具も使います。
今日の環境園芸班は、ひのみね 療育センターへ通所されている方との交流です。
校内実習もあと少し?
環境園芸班が校長室前の花壇に黄色いマリーゴールドを植えてくれました。
ビルメンテナンス班はトイレと玄関の窓を綺麗にしてくれています。
木工班の製品がぞくぞく積み上げられています。
環境園芸班は乳児院の子どもたちと交流です。
今日も頑張ってます
ビルメン班は、ひのみね支援学校を実習を兼ねてボランティアで清掃です。床がピカピカになりやりがいがありました。
環境園芸班は、小松島ライオンズクラブのみなさんから頼まれて育てた、ゴーヤの苗をお渡ししました。今から北小松島小学校を最初に市内各所に配られるそうです。種まきから始め休みの日も水をやり育てたゴーヤが、皆さんのお役に立てれば嬉しいです。また、ゴーヤの成長の様子をお聞かせください。
校内実習2週目です
ビルメン班はハナミズキ棟のトイレ清掃活動です。木工班 委託作業班 家政班は製品作りに集中しています。環境園芸班は認定こども園との交流で、たまねぎとジャガイモの収穫です。今晩はカレーかな肉ジャガかな?
PTA役員会が開催されました
役員会に先立ち各種委員会も開かれました。また、前みなと高等学園PTA会長の村田様に県のPTA連合会からの表彰状が校長より伝達されました。
環境園芸班がひのみね支援学校と実習で交流しました
一緒にプランターに土から入れて、マリーゴールドを植えました。
実習2日目です
環境園芸班 家政班 木工班では完成間近の製品もありますね。
ひのみね総合療育センターの方との交流です
みなと高等学園で育てた玉ねぎとジャガイモを抜きました。引っ張り易いように紐をくくり付けています。
前期就業体験の校内実習1日目の様子です
前期就業体験激励会をしました
来週から前期就業体験が始まります。
校長からの話の後は、一人一人から決意の言葉が述べられました。
最後に進路指導課長の岡崎先生から注意がありました。
ガンバレー みーなーと‼️
みなと高等学園の次の季節を飾る花は?
今度はサルビアとマリーゴールドがみなと高等学園の庭をかざります。
サルビアの花言葉は 尊敬、知恵、良い家庭、家族愛です。
校長室の洗面台の掃除をしてくれました
22HRニッチ班の生徒さんが実習で校長室の洗面台と鏡と椅子の脚を掃除してくれました。
毎週月曜日に掃除しているのですが、気付かないところまで綺麗にしていただきました。
お客さんを気持ちよく迎えることができます。
ピカピカになりました。ありがとうございました。
委託されたパンフレットをお渡ししました
徳島県赤十字血液センターに委託された、献血のパンフレットの袋詰めを完了し、無事お渡しできました。
2年生と3年生の流通の授業で作業しました。多くの方に喜んでいただけると嬉しいです。
第1回 みなとーく
みなと高等学園では職員間のコミュニケーションを高め「心の体力」をあたたかい方向に向けていっています。
教育長の美馬先生来校
みなと高等学園の授業を徳島県の教育長の美馬先生に見ていただきました。
生徒に優しく声をかけていただきました。
宮城先生の田んぼで田植え
今年度から校長として赴任しました本田敦彦と申します。よろしくお願いします。
本日は11HRの生徒8名と担任3名で、和田島町の宮城先生の田んぼで秋に収穫するもち米の田植えをしてきました。泥まみれになった人もいましたが、楽しく元気に田植えができたようです。今までやったことの無い仕事を経験して将来の就労に結びつけていきたいと思っています。
きくらん文庫贈呈式
2月7日、株式会社とり信様から、書籍とDVDをたくさんご寄附いただきました。本年度、とり信様やサポートみらい様には、生キクラゲの研究や生キクラゲを使った商品開発がご縁で大変お世話になりました。図書室に希望の本が入り生徒たちも喜んでいます。授業で使ったり、読書に親しんだりして大切に活用させていただきたいと思います。
学校から感謝状を贈呈させていただきました。また、生徒会の会長と副会長が同席し、生徒を代表してお礼の言葉を述べました。ありがとうございました。
グラウンドの桜の木
グラウンドに1本の桜の木があります。
本校が開校する前からあり,地域の人々にも親しまれてきた桜の木です。しかし,数年前から,上部の枝が枯れて,台風等で枝が折れて飛んでしまわないかとても気がかりでした。専門家に見てもらうとかなり傷んでいるので,早めに枯れた部分は取り除いた方がいいとのこと。
桜の剪定は落葉時期に行うのが基本ですが,台風シーズンを前にすっきりと剪定しました。癒合剤を塗布して切り口を保護して完成です。勢いをとりもどしてくれたらと願っています。
剪定前
剪定後
(祝)全国障害者スポーツ大会 銀メダル
「広げよう感動。伝えよう感謝」をスローガンに第16回全国障害者スポーツ大会が,10月22日(土)から24日(月)まで岩手県で開催されました。
本校から出場した前川龍太さん(3年)と吉田勝美さん(3年)は,銀メダルを獲得しました。
前川龍太さん 陸上1500㍍
吉田勝美さん 陸上200㍍ 陸上100㍍
2人とも,3年間陸上部に所属し,まじめに練習に取り組んできた成果が現れました。おめでとうございます。
「こども応援債」による寄付について(お礼)Ⅱ
阿波銀行創業120周年記念事業「こども応援債」による寄付として,株式会社ときわ様から,家政サービスの授業をはじめ様々な教育活動において生徒が使用する被服台と炊飯器を寄贈していただきました。
10月4日(火),ときわの高畑会長,阿波銀行の石本営業部長らが来校され,寄贈式を行いました。
とても役立つ品々を寄贈していただきました。末永く大切に使わせていただきます。
本当にありがとうございました。
(祝)障害者雇用支援月間ポスター入賞
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構が主催する「平成28年度障害者雇用支援月間ポスター原画募集」に応募したところ,2名の生徒の作品が入賞しました。
田中航貴さんの「現場実習」は,【絵画】高校・一般の部で厚生労働大臣賞を受賞しました。
井坂元さんの「現場実習」は,【絵画】高校・一般の部で理事長奨励賞を受賞しました。
両作品とも,仕事への意気込みが感じられると,高い評価を受けました。
「こども応援債」による寄付について(お礼)
阿波銀行創業120周年記念事業「こども応援債」による寄付として,株式会社つゆき様から清掃機器を,また,佐川電機株式会社様から,ホワイトボード・車椅子を寄贈していただきました。
本校では,ビルメンテナンスの授業に力を入れています。また,校外の様々な施設などに出かけて清掃活動をする「みなとクリーン」を行ったり,「とくしま特別支援学校技能検定」やアビリンピックにも積極的に挑戦しています。これらの活動に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。
今まで使用していたホワイトボードが古くなり,新しいものに替えることができました。
体育館に置いて,主に体育の授業や部活動で使用しています。とても使いやすくなりました。
福祉サービスの授業では,「家事援助」・「清掃」・「介護」・「基礎知識」の4つの領域について,学習及び実習に取り組んでいます。介護施設での就労を考えた際,車椅子の搬送や清掃はとても重要な業務になります。
生徒たちが,車椅子の基本的な操作法を身につけたり清掃したりする際に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。
本当にありがとうございました。
全情研徳島大会 お礼
夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
夏休み中も,検定試験・部活動・現場実習など生徒は元気に活動していましたが,昨日の生徒集会で久しぶりに全校生徒が体育館に集まっている様子を見て,安心しました。
秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会です。しばらくは残暑が続くと思いますが,生徒とともにがんばりたいと思います。
さて,8月25日(木)・26日(金)に,徳島市のあわぎんホールで,第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県内外から約700名の皆様に参加していただきました。
1日目の午前中は,沖縄在住の平岡禎之・成子様ご夫妻による「『うちの火星人』に気づいたとき」と題した記念講演がありました。
妻と4人の子どもたちに発達障がいという特性があることがわかった平岡さんは,「一番困っていたのは誰?親よりも本人だった」と気づき,工夫や取組を重ね,前向きに明るく失敗を乗り越えようとした話をしてくれました。成子(ワッシーナ)さんも,勤務しているフリースクールで工夫している事例などを紹介してくれました。
昼食の後,さくら連の皆さんの阿波踊りと,国府支援学校和太鼓部の演奏がありました。どちらもすばらしく,特に県外の参加者からは喝采を浴びていました。
その後,文部科学省特別支援教育調査官 丹野哲也氏による「育成すべき資質・能力と特別支援教育」と題した基調講演がありました。
次期学習指導要領の改訂の動向を踏まえ,「社会に開かれた教育課程」・「学びを深める教育活動」などについて,わかりやすく説明していただきました。
1日目の最後に,小松島市の「発達障がい者総合支援ゾーン」(ハナミズキゾーン)において,連携しながら発達障がいのある方やご家族の相談・支援に取り組んでいる皆様によるシンポジウムを行いました。「発達障がい者総合支援センター」・「ひのみね総合療育センター」・「乳児院」・「みなと高等学園」の代表者がそれぞれ取組を紹介し,鳴門教育大学の大谷博俊教授にまとめていただきました。
2日目は,4つの分科会に分かれて,実践発表と研究協議を行い,正午過ぎに無事すべての日程を終えることができました。
それぞれの詳細な内容については,今後大会報告集「ひこばえ」に,まとめていく予定です。
最後になりましたが,本研究会に参加していただいた皆様,及び文部科学省をはじめお世話になったすべての皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。
梅雨明け
梅雨が明け,夏真っ盛り。明日から夏休みが始まります。最近の主な出来事を紹介します。
(1)第1回受検生対象学校見学会
7月7日(木)に実施しました。31の中学校・支援学校から69名の生徒が参加し,引率の先生と保護者の方を合わせると176名の皆様がみなと高等学園を訪れました。当初は昨年度並みの100名程度の参加者数を見込んでいましたので,全体会の会場を研修室から体育館に変更して実施しました。
学校概要説明と授業見学を行いました。学校概要説明では,2年生各クラスの代表生徒が自分の学科の説明を行い,中学生や引率の方々から好評を得ました。
暑い中,熱心に見学していただき,ありがとうございました。
第2回受検生対象学校見学会は,9月7日(水)に実施する予定です。案内文書を各中学校に送付しますので,今回都合で参加できなかった方は,ぜひ見学に来てください。
(2)就業体験報告会
7月14日(木)・15日(金)に,2年生の生徒による前期就業体験の報告会がありました。一人一人スライドを作成し,5分程度のプレゼンを行いました。
体験をする中で,うまくいったこと,失敗したこと,あるいは,うれしかったこと,つらかったことなどいろいろあったと思います。報告を聞いていて,1年の時に比べると自分の得意なことや苦手なこと,自分に向いていることや向いていないことなど,よりはっきりと自分自身のことがわかるようになっていると感じました。
夏休み期間中に,進路目標をきちんと定めて,その目標の実現に向かって努力を続けてほしいと思います。
(3)第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会
開催日の8月25日(木)・26日(金)まで,残り1ヶ月余りとなりました。
現時点で,650名(県内:566名,県外:84名)の皆様から,参加の申し込みをいただいたおります。
多数の申し込み,誠にありがとうございました。
7月27日(水)に第5回実行委委員会を開き,準備について最後の確認をする予定です。事務局を担当している教員をはじめ,みなと高等学園の全教職員で準備にあたっています。
創立5年目,更なる充実をめざして
平成28年度が始まり,1ヶ月経ちました。
4月11日,32名の新入生が入学しました。今年度の生徒数は,1年生:32名,2年生:31名,3年生:29名,計92名です。新年度が始まって1ヶ月経ち,それぞれ新しい学年にも慣れたようで,学校は活気にあふれています。
3月に卒業した第2回卒業生は31名でしたが,28名の生徒が就職(一般企業+A型)し,2名の生徒が福祉就労(B型+自立訓練)で将来の就職に備えています。また,県内の大学に1名が進学しました。1期生に続いて生徒たちはよくがんばり,自分の希望する進路を実現しました。卒業後もそれぞれの夢に向かってがんばってほしいと思います。
今年度の学校の重点目標は,以下の5点です。
①生徒一人一人の人権を尊重した教育を徹底するとともに,自他を大切にする態 度の育成及びいじめなどの人権侵害を許さない人権感覚を育む。
②生徒個々の資質や適性に応じ,職業能力や意欲等を高める指導を系統的・組織的に実施し,社会的・職業的自立に結びつける指導を推進する。
③生徒及び保護者の教育的ニーズに応じた「個別の指導計画」を作成し実践する ことで,きめ細かい指導及び支援を組織的に推進する。
④専門性の向上に努め,高等学校及び幼稚園,小・中学校に在籍する発達障がい 児に対し積極的な助言及び支援を推進するとともに,保護者・地域・関係機関 と密接に連携し信頼される学校づくりに努める。
⑤学校行事・生徒会活動・部活動など望ましい集団活動を通して,心豊かな人間 の育成を図るとともに,交流活動を推進し地域や人と人とのつながりを大切に する態度を養う。
また,今年度の大きなイベントして,本校が事務局を務める「第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会」があります。
8月25日(木)・26日(金),あわぎんホールで開催します。平岡禎之氏(沖縄在住のコピーライター)の記念講演,丹野哲也氏(文部科学省特別支援教育調査官)の基調講演,「関係機関が連携した支援について考える」をテーマにしたシンポジウム,就学前・小・中・高それぞれの段階の指導・支援を考える4分科会など盛りだくさんな内容です。6月上旬に二次案内を行う予定です。
多くの方々の御参加をお願いします。
卒業,おめでとう
3月4日(金),徳島県発達障がい者総合支援センター志田所長様をはじめとする多くのご来賓の皆様,並びに保護者やご家族の皆様方のご臨席のもと,徳島県立みなと高等学園第2回卒業証書授与式を挙行しました。
31名の卒業生に,卒業証書を手渡しました。どの生徒もいつになく緊張していましたが,その態度・表情からは,これから始まる新しい人生を自分の力で歩んでいこうとする強い意志が感じられました。
卒業生の洋々たる前途が,健やかで幸多きことを心からお祈りします。
「式辞」から
卒業生の皆さんは,今まさに,この「みなと」から錨を上げて「社会」という大海原へ船出をしようとしています。「みなと」で皆さんの船出を見送る私たちは,皆さんの航海がいつまでもいつまでも無事であることを願わずにはいられません。
皆さんの船出にあたり,一人の若者の言葉を紹介します。現在21歳,フィギュアスケートの羽生結弦選手の言葉です。羽生選手は皆さんご承知のように,平成26年,19歳の時にソチオリンピックで金メダルを獲得しました。その後も成長を続けており,現在も世界記録を更新中です。
その羽生選手が18歳の頃に「あなたの成長の原動力は何ですか」と聞かれた時に,彼は「心を開くことが私の成長の原動力です」と答えたそうです。
「心を開く」とは,「見たり聞いたりしたものや感じたことを,素直にそして謙虚に何でも吸収しよう」という気持ちのことだと思います。
皆さんの人生は,これからが本番であります。多くの人と出会い様々な経験を積んで成長し,心豊かな人間になってほしいと思います。そのためには,「心を開いている」ことが大切です。心を開いていれば,日常生活の何気ない瞬間にも幸せや楽しさを見つけることができます。また,お互いに信頼できる人と出会うこともできます。これからの人生の中で,心を開き,何事にも誠実に対応していれば,必ず幸せが訪れると思います。
文化祭のことなど
厳しい寒さも峠を越えたようです。年が明けてから1ヶ月近く経ちました。みなと高等学園では,1月に文化祭を実施しています。生徒一人一人が輝き活気のある新年の始まりになりました。
(1)文化祭
1月23日(土),第4回文化祭「みな☆まつり」を実施しました。寒い中,約250名の皆様にご来場いただき,ありがとうございました。
今年の文化祭のテーマは,生徒が考えた「共創」でした。この言葉には,「みなと高等学園の関係者が共に力を合わせて,たくさんのものを創る」「来ていただいた来賓・保護者の皆様と共に楽しい思い出を創る」という思いが込められています。
表現の部では,歌・クイズ・コント・映画・時代劇・書道パフォーマンス・英語のスピーチ・ダンスなど,バラエティ豊かな内容で大いに盛り上がりました。 展示・即売・催しは,「授業や部活動等で行った活動の成果を発表する」という本校の文化祭の目的に添った内容でした。生徒が創った木工作品や育てた野菜など,たくさん購入しいただきありがとうございました。
全体を通して,生徒が様々な可能性を持っていることに改めて気づきました。
(2)清掃機器の寄贈について(お礼)
阿波銀行創業120周年記念事業に際し,株式会社ハレルヤ様から授業で使用する清掃機器を寄贈していただきました。
1月15日(金),ハレルヤの市岡社長,阿波銀行の待田営業部長らが来校され,寄贈式を行いました。
本校の流通システム科では,ビルメンテナンスの授業に力を入れています。校外の様々な施設などに出かけて清掃活動をする「みなとクリーン」を行ったり,「とくしま特別支援学校技能検定」やアビリンピックにも積極的に挑戦しています。これらの活動に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。本当にありがとうございました。
(3)第5回『ICT(愛して)とくしま大賞』について(祝)
3年生の情報デザイン科の生徒たちが制作した『食の王といく!~小松島の特産品を探す旅~』が,e-とくしま推進財団賞<学生部門賞>を受賞しました。
小松島の特産品や見所などを、「食の王」といっしょにコミカルなシナリオに沿って紹介していく動画です。1月20日(水), とくぎんトモニプラザで表彰式がありました。また文化祭でも上映しました。作品は徳島県のホームページで見ることができます。
良いお年を!
(1)冬休みを前に
12月22日(火),冬休みを前にして,生徒集会を実施しました。
生徒たちは,様々な行事や毎日の学校生活をとおして,多くの実りを得ることができました。3年生は希望する進路の実現をめざして努力を重ねた結果,卒業後の進路を内定することができました。2年生は将来進むべき道を真剣に考え,これからの学校生活を前向きに送るための目標を決めることができました。1年生は入学してからたくさんの人と出会い,友達をつくることができました。
生徒集会の前に表彰伝達を行いました。いろいろな検定に積極的に挑戦している生徒がたくさんいました。また,高文祭に出品した美術作品が優良賞を受賞し,近畿高文祭出品を決めた生徒やアビリンピック徳島大会に出場してビルクリーニング部門で金賞を受賞し来年の全国大会出場を決めた生徒もいました。
さらに,この前の土曜・日曜には,徳島市のアミコで献血のボランティアをしたり,教育会館で行われた中高生人権交流集会に参加して,他の学校の生徒たちといっしょに人権や平和について考えた生徒もいました。
(2)第2回徳島県発達障がい教育研究会(お礼)
12月17日(木),今年度の第2回徳島県発達障がい教育研究会を本校で開催しました。師走の大変お忙しい中,県内外から57名の皆様に参加していただきました。
1時間目の授業を見学していただいた後,午前中は,那賀高校と小松島西高校勝浦校から「高等学校における特別支援教育支援員活用事例」の報告をしていただきました。
午後からは,海部高校と佐賀県の太良高校から「高等学校における『自立活動』を取り入れた実践とその可能性について」というテーマで実践発表をしていただきました。
どの報告及び発表も,日々の真摯な取組に裏付けられたすばらしい内容であり,参加した皆様にとって,各校での実践につながるものになったと思います。
高等学校の特別支援教育に関しては,通級指導教室の導入が検討され始めたり,来年4月には「障害者差別解消法」が施行されたりするなど新たな段階を迎えようとしています。今回の報告及び実践発表は,新たな段階を迎えている高等学校の特別支援教育の推進に,大いに寄与するものであったと思います。
最後になりましたが,午後の実践発表に対して指導助言をいただきました鳴門教育大学教授の井上ともこ先生,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。
☆良いお年をお迎えください。
12月25日(金),本校では「とくしま特別支援学校技能検定(ビルメンテナンス)」が実施されています。各校の生徒たちが真剣に受検しています。今年も残り少なくなりました。1年間,大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
後期就業体験(校内・現場実習)
11月20日(金)6時間目,校内実習反省会がありました。
生徒は,11月9日から木工班・家政班・環境園芸班・ビルメン班・委託作業班の5班に分かれて,作業に取り組みました。各班の代表者から,作業内容や成果と課題などについて発表がありました。その発表を聞いて,実習にまじめに取り組んでいたことがよくわかりました。
実習期間中に,公益財団法人「阿波銀福祉基金」から助成をいただき,木工室の工作台を購入しました。作業がスムーズにはかどるようになり,大変重宝しています。
時々,実習をしている様子を見学しましたが,実習の良いところに気づきました。それは,学年やクラス,学科の枠を越えて実習班を作っていますが,その中で,普段はいっしょに勉強することがない生徒同士がお互いに助け合ったり協力したり,また,先輩が後輩を指導したりする場面が多く見られました。
1年生は,3年生がずいぶん大人に見えると思いますが,先輩の言うことをよく聞いていたし,また,2・3年生は,1年生の見本になれるようによくがんばっていました。
同時進行で,徳島県内のいろいろな事業所で,現場実習を行いました。事業所の日程の関係で,今も現場実習を行っている生徒も多くいます。1年生の生徒にとっては,初めての体験でした。とまどうことも多かったと思いますが,働くことの厳しさを知るとともに,達成感を味わうこともできたと思います。
生徒に貴重な体験の場を提供していただいた事業所の皆様方に,心から感謝を申し上げます。
これから寒くなりそうですが,環境園芸班の生徒が植えたビオラの花が心を温かくしてくれます。
「教育奨励賞」努力賞受賞
この度,時事通信社の第30回「教育奨励賞」(文部科学省後援,公益財団法人新聞通信調査会協賛)努力賞を,本校が受賞しました。
11月10日(火)時事通信社の浅野徳島支局長が来校され,表彰状とトロフィーを手渡していただきました。
「職場体験で就労目指す発達障害教育」の取組が,「創造性に富んだ特色ある教育実践」として,評価されました。本校が取り組んでいる社会的・職業的に自立した心豊かな人間を育成する教育活動を評価していただき,大変ありがたく思っています。
これも,平成24年の開校以来努力を続けてきた生徒・教職員及び本校を支援していただいている皆様方のおかげであると感謝しています。
この受賞を励みとして,これからも保護者・地域・関係機関の皆様と連携し,信頼される学校づくりに努めますので,ご協力をお願いいたします。
秋深し
秋冷,日ごとに秋が深まる季節となりました。
10月は,MKGスポーツの日・修学旅行・遠足と,生徒が楽しみにしていた行事が続きました。
MKG91スポーツの日は,10月6日(火),さわやかな秋晴れの下で開催できました。
全員が出場した「短距離走」
勉強や作業をしている時とは,ひと味違った生徒の姿を見ることができました。
チーム競技の「ソフトボール」・「ソフトバレーボール」・「バドミントン」
ファインプレーが,たくさんありました。チームとして勝ったり負けたりすることで,お互いに助け合うことの大切さに気づいた生徒もいたと思います。
最後の「科対抗リレー」
大いに盛り上がりました。優勝した生産サービス科の皆さん,おめでとうございます。
全体を通して,きびきびと活動できていました。大きな声も出ていました。
MKGで紡いだ友達との熱い絆を,これからさらに深めて,学校生活の中でも生かしてください。
最後まで応援していただいた保護者の皆様,ありがとうございました。
修学旅行は,10月21日(水)から23日(金)まで2泊3日,東京・千葉方面に出かけました。
生徒29名,引率教員13名,計42名の旅行団です。
1日目は,東京湾クルーズ・東京スカイツリー。2日目は,5班に分かれての自由研修,ディズニーランド・ディズニーシー・大宮鉄道博物館・東京タワーなどで楽しみました。3日目は,お台場のフジテレビを見学しました。好天に恵まれ,計画通り実施できました。
生徒にとって,楽しく思い出に残る修学旅行になったと思います。
平成27年度第1回発達障がい教育研究会(お礼)
夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
夏休み中も,生徒の元気な様子を見る機会はありましたが,9月1日の生徒集会で全校生徒が体育館に集まっているのを見て,大変うれしい気持ちになりました。
秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会だと思います。それぞれの生徒にとって,実り多い秋になることを期待しています。
さて,8月27日(木)に,小松島市のミリカホールで,「平成27年度第1回徳島県発達障がい教育研究会」を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県外からお越しの18名の方々を含め,約160名の皆様にご参加をいただきました。
午前中は,みなと高等学園が,「3年間の成果と課題~進路指導の取組を中心に~」というテーマで実践発表をしました。平成24年の創立以来,「新たな教育を構築する」という強い使命感を持って,生徒と共に取り組んだ結果,関係機関の皆様のご支援を得て,進路指導において実績を残すことができました。その成果を,学校として引き継いでいくことが大切です。しかし,一方で見えてきた課題もあります。まずは本校の職員の間で問題意識を共有し,改善につなげていきたいと考えております。
また,鳴門教育大学教授の大谷博俊先生,社会福祉法人愛育会障がい者就業・生活支援センター「わーくわく」の支援ワーカー佐野和明様,徳島県南部障がい者就業・生活支援センター「よりそい」の主任就労支援員多富英昭様,同じく就労支援員流田節也様には,それぞれのお立場から貴重な指導助言をいただきました。
午後からは,京都教育大学特別支援教育臨床実践センター教授の相澤雅文先生に「高等学校における”特別支援教育”の今,そしてこれから」という演題でご講演をいただきました。先生のお話の中にもありましたが,平成26年に障害者権利条約が批准され,インクルーシブな社会の実現が謳われるようになりました。特別支援教育は,現在,さらなる発展・充実が求められていると考えます。ご講演の中で,わかりやすい授業のために配慮・工夫されている様々な事例を紹介していただきました。このことは,学級や学校全体の学習意欲の増進や学力の向上等もにつがるものでもあり,参加された皆様にとって大変参考になったと思います。
最後になりましたが,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。
夏休みを前に
台風11号が接近しており,17日(金)は大荒れの天気になりそうなので臨時休校とし,本日生徒集会を実施しました。大きな風水害のないことを祈っています。
来週から夏休みですが,みなと高等学園の最近の出来事を紹介します。
(1)第1回受検生対象学校見学会
7月9日(木)に実施しました。22の中学校・支援学校から35名の生徒が参加し,引率の先生と保護者の方を合わせると105名の皆様がみなと高等学園を訪れました。
学校概要説明と授業見学を行いました。学校概要説明では,2年生各クラスの代表生徒が自分の学科の説明を行い,中学生や引率の方々から好評を得ました。
受検生対象学校見学会は,この後,9月と11月にも実施する予定です。詳細が決まり次第案内する予定です。今回都合で参加できなかった方は,ぜひ見学に来てください。
(2)第97回全国高校野球選手権徳島大会
7月11日(土)に,鳴門市のオロナミンC球場で開会式がありました。その時の入場行進で,みなと高等学園の生徒が「高校野球100年」と書かれた横断幕を持って行進しました。学校の外で堂々と活躍する生徒の姿を見て頼もしく感じました。 また,グラウンドやライト側の芝生席には,生徒が育てたサルビアのプランターが並べられていました。このような機会を与えていただいた大会関係者の皆様に,お礼を申し上げます。
(3)就業体験報告会
7月15日(水)・16日(木)に,2年生の生徒による前期就業体験の報告会がありました。一人一人スライドを作成し,5分程度のプレゼンを行いました。
体験をする中で,うまくいったこと,失敗したこと,あるいは,うれしかったこと,つらかったこと,などいろいろあったと思います。また,今まで気づいていなかった自分の良いところに気づいた生徒もいました。今回体験したことは,これから生きていく上で,大きな力になっていると思います。お疲れ様でした。
来週から夏休みです。計画を立てて,有意義に過ごしましょう。また,熱中症や交通事故,海や川での事故など安全に十分注意してください。
前期就業体験(校内・現場実習)
最近,日中は真夏のような日差しで,気温が高い日が続いていますが,皆様お元気でしょうか。みなと高等学園では,将来の職業的自立に向けて系統的な指導を行っており,1年次から3年次まで計画的に校内実習・事業所見学・事業所における現場実習などを教育課程に位置づけて実施しています。
6月1日(月)から,2週間の予定で前期就業体験を実施します。
1年生の生徒は校内実習を行います。普段のクラスを解体して,木工班・家政班・環境園芸班・ビルメン班・委託作業班の5班に分かれて作業をします。
2・3年生の生徒は,徳島県内のいろいろな事業所で2週間程度,現場実習・就業体験を行います。すでに事業所の日程の関係で,就業体験を始めている生徒もいます。
これらの実習・体験をとおして,自立するために必要な態度や技能そして精神力を身につけてほしいと考えています。
いざ,自分一人で全く知らない大人の人たちの中に混じって,実際の事業所で作業をするとなると不安も大きいと思いますが,ここは一つ覚悟を決めて,現場実習・就業体験に前向きに取り組んでほしいと思います。働くことの厳しさを知るかもわかりませんが,それ以上に働くことの楽しさや,やりがいを感じることができるかもしれません。今まで気がつかなかった新たな自分を発見することができるかもわかりません。
これから,実習を行う生徒たちに,心からエールを送りたいと思います。
最後になりましたが,実習・体験の機会を与えていただいた関係の皆様方に心からお礼を申し上げます。
年度はじめの挨拶(平成27年度)
皆さん,こんにちは。
平成27年4月1日に徳島県立みなと高等学園校長として着任いたしました,米倉康博と申します。よろしくお願い申し上げます。
本校は,この3月に最初の卒業生を出したばかりの若い伸び盛りの学校です。平成24年4月,「新たな教育を構築する」という熱い思いで設置され,発達障がいのある生徒が社会的・職業的に自立した心豊かな人間になることをめざしています。現在,生徒数は,1年生:29名,2年生:32名,3年生:31名,計92名です。すべての生徒が,それぞれの目標に向かって前向きに学校生活を送っています。
昨年度の第1回卒業生は26名でしたが,23名の方が就職(一般企業+A型),3名の方が福祉就労(就労移行+B型)で将来の就職に備えています。3年間という短い期間の中で生徒たちはよくがんばり,自分の希望する進路を実現してくれたと思っています。今後もこの成果を受け継いでいくとともに,さらに個々に応じたきめ細かな進路指導ができればと考えています。
生徒たちは,よく挨拶ができます。私の方が元気をもらっています。これからも,本校教職員一致協力して,発達障がいのある生徒の人権を尊重し,関係機関との連携を図る中で,それぞれの希望する進路を実現するために力を尽くしたいいと考えております。
今年度,以下の4点を学校の重点目標としました。
①生徒一人一人の人権を尊重した教育を徹底するとともに,自他を大切にする態度の育成及びいじめなどの人権侵害を許さない人権感覚を育む。
②生徒個々の資質や適性に応じ,職業能力や意欲等を高める指導を系統的・組織的に実施し,社会的・職業的自立に結びつける指導を推進する。
③生徒及び保護者の教育的ニーズに応じた「個別の指導計画」を作成し実践することで,きめ細かい指導及び支援を組織的に推進する。
④専門性の向上に努め,高等学校及び幼稚園,小・中学校に在籍する発達障がい児に対し積極的な助言及び支援を推進するとともに,保護者・地域・関係機関と密接に連携し信頼される学校づくりに努める。
保護者や関係機関の方々,事業所の皆様,地域の皆様におかれましては,今後ともみなと高等学園に対しまして,温かいご支援とご協力,ご指導を賜りますよう,心からお願い申し上げます。
こんにちは
皆さん、こんにちは。みなと高等学園校長の冨樫敏彦です。
平成24年4月1日の「オープニングセレモニー」、10日の「開校式・入学式」から、はや2ヶ月がすぎました。この間、学校の細かい枠組みづくりを進めるとともに、生徒さんの能力や適性の把握、ケース会議、授業検討会、個別の教育支援計画及び指導計画の作成、習熟度別グループの編成等々、駆け足以上の早さで「全員参加の学校づくり」を進めて参りました。
発達障害のある生徒さんが、将来、就職して生活をするためには、多くのことを学ぶ必要があります。情緒が安定し健康であること。社会生活や職業生活で必要とされる基本的な知識を身につけていること。適切にコミュニケーションがとれ、礼儀正しいこと。働くことに対する意欲があり、基本的な技能と態度を身につけていること。どれをとっても欠かすことのできない大切な資質や能力です。これらのことを、社会を見据える中で実践的に身に付けるため、みなと高等学園では、これまでの教育の枠にとらわれない「手作りでオリジナルな教育活動」を準備しています。現在、生徒の皆さんの意見も取り入れ、微調整を繰り返しながら、新しい取り組みを、一歩一歩、進めております。
ここで、みなと高等学園の教職員は、全ての生徒さんを「さんづけ」で呼んでおります。一人一人の生徒さんを、一人の青年としてきちんと尊重するという気持ちを、呼名をとおして生徒さんに伝えています。まわりの人から認められ尊重されていることを実感できる生徒さんは、「大切な自分」に気づくとともに将来への夢を育み、周りの期待に応えたいという気持ちを育ててくれると考えております。
みなと高等学園は、まだ、産まれたばかりです。ここで勤務する先生方は、話し合いを重ねながら「新しい教育の創造」に向けて邁進しております。発達障害のある生徒さんが立派な社会人として成長できるよう、全教職員一丸となり、高い使命感をもって臨んでおりますが、いろいろな課題も次々と見えてきます。保護者や関係機関の方々、事業所の皆様、地域の皆様には、みなと高等学園の教育をご理解いただきまして、暖かいご支援とご協力、ご指導を賜りますよう、心からお願いいたします。