校長室より

「教育奨励賞」努力賞受賞

 この度,時事通信社の第30回「教育奨励賞」(文部科学省後援,公益財団法人新聞通信調査会協賛)努力賞を,本校が受賞しました。
 11月10日(火)時事通信社の浅野徳島支局長が来校され,表彰状とトロフィーを手渡していただきました。
 「職場体験で就労目指す発達障害教育」の取組が,「創造性に富んだ特色ある教育実践」として,評価されました。本校が取り組んでいる社会的・職業的に自立した心豊かな人間を育成する教育活動を評価していただき,大変ありがたく思っています。
 これも,平成24年の開校以来努力を続けてきた生徒・教職員及び本校を支援していただいている皆様方のおかげであると感謝しています。
 この受賞を励みとして,これからも保護者・地域・関係機関の皆様と連携し,信頼される学校づくりに努めますので,ご協力をお願いいたします。 
 
  

秋深し

 秋冷,日ごとに秋が深まる季節となりました。
 10月は,MKGスポーツの日・修学旅行・遠足と,生徒が楽しみにしていた行事が続きました。
 MKG91スポーツの日は,10月6日(火),さわやかな秋晴れの下で開催できました。
 全員が出場した「短距離走」
 勉強や作業をしている時とは,ひと味違った生徒の姿を見ることができました。
 チーム競技の「ソフトボール」・「ソフトバレーボール」・「バドミントン」
 ファインプレーが,たくさんありました。チームとして勝ったり負けたりすることで,お互いに助け合うことの大切さに気づいた生徒もいたと思います。
 最後の「科対抗リレー」
 大いに盛り上がりました。優勝した生産サービス科の皆さん,おめでとうございます。
 全体を通して,きびきびと活動できていました。大きな声も出ていました。
 MKGで紡いだ友達との熱い絆を,これからさらに深めて,学校生活の中でも生かしてください。
 最後まで応援していただいた保護者の皆様,ありがとうございました。 


     
 

 

 

 

 

 

 

 修学旅行は,10月21日(水)から23日(金)まで2泊3日,東京・千葉方面に出かけました。
 生徒29名,引率教員13名,計42名の旅行団です。
 1日目は,東京湾クルーズ・東京スカイツリー。2日目は,5班に分かれての自由研修,ディズニーランド・ディズニーシー・大宮鉄道博物館・東京タワーなどで楽しみました。3日目は,お台場のフジテレビを見学しました。好天に恵まれ,計画通り実施できました。
 生徒にとって,楽しく思い出に残る修学旅行になったと思います。


                     

平成27年度第1回発達障がい教育研究会(お礼)

 夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
 夏休み中も,生徒の元気な様子を見る機会はありましたが,9月1日の生徒集会で全校生徒が体育館に集まっているのを見て,大変うれしい気持ちになりました。
 秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会だと思います。それぞれの生徒にとって,実り多い秋になることを期待しています。
 さて,8月27日(木)に,小松島市のミリカホールで,「平成27年度第1回徳島県発達障がい教育研究会」を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県外からお越しの18名の方々を含め,約160名の皆様にご参加をいただきました。
 午前中は,みなと高等学園が,「3年間の成果と課題~進路指導の取組を中心に~」というテーマで実践発表をしました。平成24年の創立以来,「新たな教育を構築する」という強い使命感を持って,生徒と共に取り組んだ結果,関係機関の皆様のご支援を得て,進路指導において実績を残すことができました。その成果を,学校として引き継いでいくことが大切です。しかし,一方で見えてきた課題もあります。まずは本校の職員の間で問題意識を共有し,改善につなげていきたいと考えております。
  また,鳴門教育大学教授の大谷博俊先生,社会福祉法人愛育会障がい者就業・生活支援センター「わーくわく」の支援ワーカー佐野和明様,徳島県南部障がい者就業・生活支援センター「よりそい」の主任就労支援員多富英昭様,同じく就労支援員流田節也様には,それぞれのお立場から貴重な指導助言をいただきました。 


  

 

 

 

 

 

 

 

 午後からは,京都教育大学特別支援教育臨床実践センター教授の相澤雅文先生に「高等学校における”特別支援教育”の今,そしてこれから」という演題でご講演をいただきました。先生のお話の中にもありましたが,平成26年に障害者権利条約が批准され,インクルーシブな社会の実現が謳われるようになりました。特別支援教育は,現在,さらなる発展・充実が求められていると考えます。ご講演の中で,わかりやすい授業のために配慮・工夫されている様々な事例を紹介していただきました。このことは,学級や学校全体の学習意欲の増進や学力の向上等もにつがるものでもあり,参加された皆様にとって大変参考になったと思います。
 最後になりましたが,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。

夏休みを前に

台風11号が接近しており,17日(金)は大荒れの天気になりそうなので臨時休校とし,本日生徒集会を実施しました。大きな風水害のないことを祈っています。
 来週から夏休みですが,みなと高等学園の最近の出来事を紹介します。

(1)第1回受検生対象学校見学会
 7月9日(木)に実施しました。22の中学校・支援学校から35名の生徒が参加し,引率の先生と保護者の方を合わせると105名の皆様がみなと高等学園を訪れました。
 学校概要説明と授業見学を行いました。学校概要説明では,2年生各クラスの代表生徒が自分の学科の説明を行い,中学生や引率の方々から好評を得ました。
 受検生対象学校見学会は,この後,9月と11月にも実施する予定です。詳細が決まり次第案内する予定です。今回都合で参加できなかった方は,ぜひ見学に来てください。


(2)第97回全国高校野球選手権徳島大会
 7月11日(土)に,鳴門市のオロナミンC球場で開会式がありました。その時の入場行進で,みなと高等学園の生徒が「高校野球100年」と書かれた横断幕を持って行進しました。学校の外で堂々と活躍する生徒の姿を見て頼もしく感じました。 また,グラウンドやライト側の芝生席には,生徒が育てたサルビアのプランターが並べられていました。このような機会を与えていただいた大会関係者の皆様に,お礼を申し上げます。 

(3)就業体験報告会
 7月15日(水)・16日(木)に,2年生の生徒による前期就業体験の報告会がありました。一人一人スライドを作成し,5分程度のプレゼンを行いました。
 体験をする中で,うまくいったこと,失敗したこと,あるいは,うれしかったこと,つらかったこと,などいろいろあったと思います。また,今まで気づいていなかった自分の良いところに気づいた生徒もいました。今回体験したことは,これから生きていく上で,大きな力になっていると思います。お疲れ様でした。
 来週から夏休みです。計画を立てて,有意義に過ごしましょう。また,熱中症や交通事故,海や川での事故など安全に十分注意してください。


  

前期就業体験(校内・現場実習)

 最近,日中は真夏のような日差しで,気温が高い日が続いていますが,皆様お元気でしょうか。みなと高等学園では,将来の職業的自立に向けて系統的な指導を行っており,1年次から3年次まで計画的に校内実習・事業所見学・事業所における現場実習などを教育課程に位置づけて実施しています。
 6月1日(月)から,2週間の予定で前期就業体験を実施します。
 1年生の生徒は校内実習を行います。普段のクラスを解体して,木工班・家政班・環境園芸班・ビルメン班・委託作業班の5班に分かれて作業をします。
 2・3年生の生徒は,徳島県内のいろいろな事業所で2週間程度,現場実習・就業体験を行います。すでに事業所の日程の関係で,就業体験を始めている生徒もいます。
 これらの実習・体験をとおして,自立するために必要な態度や技能そして精神力を身につけてほしいと考えています。
 いざ,自分一人で全く知らない大人の人たちの中に混じって,実際の事業所で作業をするとなると不安も大きいと思いますが,ここは一つ覚悟を決めて,現場実習・就業体験に前向きに取り組んでほしいと思います。働くことの厳しさを知るかもわかりませんが,それ以上に働くことの楽しさや,やりがいを感じることができるかもしれません。今まで気がつかなかった新たな自分を発見することができるかもわかりません。
 これから,実習を行う生徒たちに,心からエールを送りたいと思います。
 最後になりましたが,実習・体験の機会を与えていただいた関係の皆様方に心からお礼を申し上げます。