校長室より

文化祭のことなど

 厳しい寒さも峠を越えたようです。年が明けてから1ヶ月近く経ちました。みなと高等学園では,1月に文化祭を実施しています。生徒一人一人が輝き活気のある新年の始まりになりました。


(1)文化祭
 1月23日(土),第4回文化祭「みな☆まつり」を実施しました。寒い中,約250名の皆様にご来場いただき,ありがとうございました。
 今年の文化祭のテーマは,生徒が考えた「共創」でした。この言葉には,「みなと高等学園の関係者が共に力を合わせて,たくさんのものを創る」「来ていただいた来賓・保護者の皆様と共に楽しい思い出を創る」という思いが込められています。
 表現の部では,歌・クイズ・コント・映画・時代劇・書道パフォーマンス・英語のスピーチ・ダンスなど,バラエティ豊かな内容で大いに盛り上がりました。 展示・即売・催しは,「授業や部活動等で行った活動の成果を発表する」という本校の文化祭の目的に添った内容でした。生徒が創った木工作品や育てた野菜など,たくさん購入しいただきありがとうございました。  
   全体を通して,生徒が様々な可能性を持っていることに改めて気づきました。


 

 

 

 

(2)清掃機器の寄贈について(お礼)
 阿波銀行創業120周年記念事業に際し,株式会社ハレルヤ様から授業で使用する清掃機器を寄贈していただきました。
 1月15日(金),ハレルヤの市岡社長,阿波銀行の待田営業部長らが来校され,寄贈式を行いました。
 本校の流通システム科では,ビルメンテナンスの授業に力を入れています。校外の様々な施設などに出かけて清掃活動をする「みなとクリーン」を行ったり,「とくしま特別支援学校技能検定」やアビリンピックにも積極的に挑戦しています。これらの活動に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。本当にありがとうございました。 
  
 
 

 

 

 

 

 

 

(3)第5回『ICT(愛して)とくしま大賞』について(祝)
 3年生の情報デザイン科の生徒たちが制作した『食の王といく!~小松島の特産品を探す旅~』が,e-とくしま推進財団賞<学生部門賞>を受賞しました。
 小松島の特産品や見所などを、「食の王」といっしょにコミカルなシナリオに沿って紹介していく動画です。1月20日(水), とくぎんトモニプラザで表彰式がありました。また文化祭でも上映しました。作品は徳島県のホームページで見ることができます。 

良いお年を!

(1)冬休みを前に
 12月22日(火),冬休みを前にして,生徒集会を実施しました。
 生徒たちは,様々な行事や毎日の学校生活をとおして,多くの実りを得ることができました。3年生は希望する進路の実現をめざして努力を重ねた結果,卒業後の進路を内定することができました。2年生は将来進むべき道を真剣に考え,これからの学校生活を前向きに送るための目標を決めることができました。1年生は入学してからたくさんの人と出会い,友達をつくることができました。
 生徒集会の前に表彰伝達を行いました。いろいろな検定に積極的に挑戦している生徒がたくさんいました。また,高文祭に出品した美術作品が優良賞を受賞し,近畿高文祭出品を決めた生徒やアビリンピック徳島大会に出場してビルクリーニング部門で金賞を受賞し来年の全国大会出場を決めた生徒もいました。
 さらに,この前の土曜・日曜には,徳島市のアミコで献血のボランティアをしたり,教育会館で行われた中高生人権交流集会に参加して,他の学校の生徒たちといっしょに人権や平和について考えた生徒もいました。 


   
 
 

 

 

 

 

 

 

(2)第2回徳島県発達障がい教育研究会(お礼)
 12月17日(木),今年度の第2回徳島県発達障がい教育研究会を本校で開催しました。師走の大変お忙しい中,県内外から57名の皆様に参加していただきました。
 1時間目の授業を見学していただいた後,午前中は,那賀高校と小松島西高校勝浦校から「高等学校における特別支援教育支援員活用事例」の報告をしていただきました。
 午後からは,海部高校と佐賀県の太良高校から「高等学校における『自立活動』を取り入れた実践とその可能性について」というテーマで実践発表をしていただきました。
 どの報告及び発表も,日々の真摯な取組に裏付けられたすばらしい内容であり,参加した皆様にとって,各校での実践につながるものになったと思います。
  高等学校の特別支援教育に関しては,通級指導教室の導入が検討され始めたり,来年4月には「障害者差別解消法」が施行されたりするなど新たな段階を迎えようとしています。今回の報告及び実践発表は,新たな段階を迎えている高等学校の特別支援教育の推進に,大いに寄与するものであったと思います。
 最後になりましたが,午後の実践発表に対して指導助言をいただきました鳴門教育大学教授の井上ともこ先生,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。

 
 
 

 

 

 

 

 

 

☆良いお年をお迎えください。
 12月25日(金),本校では「とくしま特別支援学校技能検定(ビルメンテナンス)」が実施されています。各校の生徒たちが真剣に受検しています。今年も残り少なくなりました。1年間,大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。

 

後期就業体験(校内・現場実習)

 11月20日(金)6時間目,校内実習反省会がありました。
 生徒は,11月9日から木工班・家政班・環境園芸班・ビルメン班・委託作業班の5班に分かれて,作業に取り組みました。各班の代表者から,作業内容や成果と課題などについて発表がありました。その発表を聞いて,実習にまじめに取り組んでいたことがよくわかりました。
 実習期間中に,公益財団法人「阿波銀福祉基金」から助成をいただき,木工室の工作台を購入しました。作業がスムーズにはかどるようになり,大変重宝しています。


               

 

 

 

 

 

 

 

 

 時々,実習をしている様子を見学しましたが,実習の良いところに気づきました。それは,学年やクラス,学科の枠を越えて実習班を作っていますが,その中で,普段はいっしょに勉強することがない生徒同士がお互いに助け合ったり協力したり,また,先輩が後輩を指導したりする場面が多く見られました。
 1年生は,3年生がずいぶん大人に見えると思いますが,先輩の言うことをよく聞いていたし,また,2・3年生は,1年生の見本になれるようによくがんばっていました。
 同時進行で,徳島県内のいろいろな事業所で,現場実習を行いました。事業所の日程の関係で,今も現場実習を行っている生徒も多くいます。1年生の生徒にとっては,初めての体験でした。とまどうことも多かったと思いますが,働くことの厳しさを知るとともに,達成感を味わうこともできたと思います。
 生徒に貴重な体験の場を提供していただいた事業所の皆様方に,心から感謝を申し上げます。 
   これから寒くなりそうですが,環境園芸班の生徒が植えたビオラの花が心を温かくしてくれます。 


  

「教育奨励賞」努力賞受賞

 この度,時事通信社の第30回「教育奨励賞」(文部科学省後援,公益財団法人新聞通信調査会協賛)努力賞を,本校が受賞しました。
 11月10日(火)時事通信社の浅野徳島支局長が来校され,表彰状とトロフィーを手渡していただきました。
 「職場体験で就労目指す発達障害教育」の取組が,「創造性に富んだ特色ある教育実践」として,評価されました。本校が取り組んでいる社会的・職業的に自立した心豊かな人間を育成する教育活動を評価していただき,大変ありがたく思っています。
 これも,平成24年の開校以来努力を続けてきた生徒・教職員及び本校を支援していただいている皆様方のおかげであると感謝しています。
 この受賞を励みとして,これからも保護者・地域・関係機関の皆様と連携し,信頼される学校づくりに努めますので,ご協力をお願いいたします。 
 
  

秋深し

 秋冷,日ごとに秋が深まる季節となりました。
 10月は,MKGスポーツの日・修学旅行・遠足と,生徒が楽しみにしていた行事が続きました。
 MKG91スポーツの日は,10月6日(火),さわやかな秋晴れの下で開催できました。
 全員が出場した「短距離走」
 勉強や作業をしている時とは,ひと味違った生徒の姿を見ることができました。
 チーム競技の「ソフトボール」・「ソフトバレーボール」・「バドミントン」
 ファインプレーが,たくさんありました。チームとして勝ったり負けたりすることで,お互いに助け合うことの大切さに気づいた生徒もいたと思います。
 最後の「科対抗リレー」
 大いに盛り上がりました。優勝した生産サービス科の皆さん,おめでとうございます。
 全体を通して,きびきびと活動できていました。大きな声も出ていました。
 MKGで紡いだ友達との熱い絆を,これからさらに深めて,学校生活の中でも生かしてください。
 最後まで応援していただいた保護者の皆様,ありがとうございました。 


     
 

 

 

 

 

 

 

 修学旅行は,10月21日(水)から23日(金)まで2泊3日,東京・千葉方面に出かけました。
 生徒29名,引率教員13名,計42名の旅行団です。
 1日目は,東京湾クルーズ・東京スカイツリー。2日目は,5班に分かれての自由研修,ディズニーランド・ディズニーシー・大宮鉄道博物館・東京タワーなどで楽しみました。3日目は,お台場のフジテレビを見学しました。好天に恵まれ,計画通り実施できました。
 生徒にとって,楽しく思い出に残る修学旅行になったと思います。


                     

平成27年度第1回発達障がい教育研究会(お礼)

 夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
 夏休み中も,生徒の元気な様子を見る機会はありましたが,9月1日の生徒集会で全校生徒が体育館に集まっているのを見て,大変うれしい気持ちになりました。
 秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会だと思います。それぞれの生徒にとって,実り多い秋になることを期待しています。
 さて,8月27日(木)に,小松島市のミリカホールで,「平成27年度第1回徳島県発達障がい教育研究会」を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県外からお越しの18名の方々を含め,約160名の皆様にご参加をいただきました。
 午前中は,みなと高等学園が,「3年間の成果と課題~進路指導の取組を中心に~」というテーマで実践発表をしました。平成24年の創立以来,「新たな教育を構築する」という強い使命感を持って,生徒と共に取り組んだ結果,関係機関の皆様のご支援を得て,進路指導において実績を残すことができました。その成果を,学校として引き継いでいくことが大切です。しかし,一方で見えてきた課題もあります。まずは本校の職員の間で問題意識を共有し,改善につなげていきたいと考えております。
  また,鳴門教育大学教授の大谷博俊先生,社会福祉法人愛育会障がい者就業・生活支援センター「わーくわく」の支援ワーカー佐野和明様,徳島県南部障がい者就業・生活支援センター「よりそい」の主任就労支援員多富英昭様,同じく就労支援員流田節也様には,それぞれのお立場から貴重な指導助言をいただきました。 


  

 

 

 

 

 

 

 

 午後からは,京都教育大学特別支援教育臨床実践センター教授の相澤雅文先生に「高等学校における”特別支援教育”の今,そしてこれから」という演題でご講演をいただきました。先生のお話の中にもありましたが,平成26年に障害者権利条約が批准され,インクルーシブな社会の実現が謳われるようになりました。特別支援教育は,現在,さらなる発展・充実が求められていると考えます。ご講演の中で,わかりやすい授業のために配慮・工夫されている様々な事例を紹介していただきました。このことは,学級や学校全体の学習意欲の増進や学力の向上等もにつがるものでもあり,参加された皆様にとって大変参考になったと思います。
 最後になりましたが,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。

夏休みを前に

台風11号が接近しており,17日(金)は大荒れの天気になりそうなので臨時休校とし,本日生徒集会を実施しました。大きな風水害のないことを祈っています。
 来週から夏休みですが,みなと高等学園の最近の出来事を紹介します。

(1)第1回受検生対象学校見学会
 7月9日(木)に実施しました。22の中学校・支援学校から35名の生徒が参加し,引率の先生と保護者の方を合わせると105名の皆様がみなと高等学園を訪れました。
 学校概要説明と授業見学を行いました。学校概要説明では,2年生各クラスの代表生徒が自分の学科の説明を行い,中学生や引率の方々から好評を得ました。
 受検生対象学校見学会は,この後,9月と11月にも実施する予定です。詳細が決まり次第案内する予定です。今回都合で参加できなかった方は,ぜひ見学に来てください。


(2)第97回全国高校野球選手権徳島大会
 7月11日(土)に,鳴門市のオロナミンC球場で開会式がありました。その時の入場行進で,みなと高等学園の生徒が「高校野球100年」と書かれた横断幕を持って行進しました。学校の外で堂々と活躍する生徒の姿を見て頼もしく感じました。 また,グラウンドやライト側の芝生席には,生徒が育てたサルビアのプランターが並べられていました。このような機会を与えていただいた大会関係者の皆様に,お礼を申し上げます。 

(3)就業体験報告会
 7月15日(水)・16日(木)に,2年生の生徒による前期就業体験の報告会がありました。一人一人スライドを作成し,5分程度のプレゼンを行いました。
 体験をする中で,うまくいったこと,失敗したこと,あるいは,うれしかったこと,つらかったこと,などいろいろあったと思います。また,今まで気づいていなかった自分の良いところに気づいた生徒もいました。今回体験したことは,これから生きていく上で,大きな力になっていると思います。お疲れ様でした。
 来週から夏休みです。計画を立てて,有意義に過ごしましょう。また,熱中症や交通事故,海や川での事故など安全に十分注意してください。


  

前期就業体験(校内・現場実習)

 最近,日中は真夏のような日差しで,気温が高い日が続いていますが,皆様お元気でしょうか。みなと高等学園では,将来の職業的自立に向けて系統的な指導を行っており,1年次から3年次まで計画的に校内実習・事業所見学・事業所における現場実習などを教育課程に位置づけて実施しています。
 6月1日(月)から,2週間の予定で前期就業体験を実施します。
 1年生の生徒は校内実習を行います。普段のクラスを解体して,木工班・家政班・環境園芸班・ビルメン班・委託作業班の5班に分かれて作業をします。
 2・3年生の生徒は,徳島県内のいろいろな事業所で2週間程度,現場実習・就業体験を行います。すでに事業所の日程の関係で,就業体験を始めている生徒もいます。
 これらの実習・体験をとおして,自立するために必要な態度や技能そして精神力を身につけてほしいと考えています。
 いざ,自分一人で全く知らない大人の人たちの中に混じって,実際の事業所で作業をするとなると不安も大きいと思いますが,ここは一つ覚悟を決めて,現場実習・就業体験に前向きに取り組んでほしいと思います。働くことの厳しさを知るかもわかりませんが,それ以上に働くことの楽しさや,やりがいを感じることができるかもしれません。今まで気がつかなかった新たな自分を発見することができるかもわかりません。
 これから,実習を行う生徒たちに,心からエールを送りたいと思います。
 最後になりましたが,実習・体験の機会を与えていただいた関係の皆様方に心からお礼を申し上げます。

年度はじめの挨拶(平成27年度)

   
  皆さん,こんにちは。
 平成27年4月1日に徳島県立みなと高等学園校長として着任いたしました,米倉康博と申します。よろしくお願い申し上げます。
 本校は,この3月に最初の卒業生を出したばかりの若い伸び盛りの学校です。平成24年4月,「新たな教育を構築する」という熱い思いで設置され,発達障がいのある生徒が社会的・職業的に自立した心豊かな人間になることをめざしています。現在,生徒数は,1年生:29名,2年生:32名,3年生:31名,計92名です。すべての生徒が,それぞれの目標に向かって前向きに学校生活を送っています。
 昨年度の第1回卒業生は26名でしたが,23名の方が就職(一般企業+A型),3名の方が福祉就労(就労移行+B型)で将来の就職に備えています。3年間という短い期間の中で生徒たちはよくがんばり,自分の希望する進路を実現してくれたと思っています。今後もこの成果を受け継いでいくとともに,さらに個々に応じたきめ細かな進路指導ができればと考えています。
 生徒たちは,よく挨拶ができます。私の方が元気をもらっています。これからも,本校教職員一致協力して,発達障がいのある生徒の人権を尊重し,関係機関との連携を図る中で,それぞれの希望する進路を実現するために力を尽くしたいいと考えております。
 今年度,以下の4点を学校の重点目標としました。
①生徒一人一人の人権を尊重した教育を徹底するとともに,自他を大切にする態度の育成及びいじめなどの人権侵害を許さない人権感覚を育む。
②生徒個々の資質や適性に応じ,職業能力や意欲等を高める指導を系統的・組織的に実施し,社会的・職業的自立に結びつける指導を推進する。
③生徒及び保護者の教育的ニーズに応じた「個別の指導計画」を作成し実践することで,きめ細かい指導及び支援を組織的に推進する。
④専門性の向上に努め,高等学校及び幼稚園,小・中学校に在籍する発達障がい児に対し積極的な助言及び支援を推進するとともに,保護者・地域・関係機関と密接に連携し信頼される学校づくりに努める。

 保護者や関係機関の方々,事業所の皆様,地域の皆様におかれましては,今後ともみなと高等学園に対しまして,温かいご支援とご協力,ご指導を賜りますよう,心からお願い申し上げます。

 

こんにちは


 
 
皆さん、こんにちは。みなと高等学園校長の冨樫敏彦です。

 平成24年4月1日の「オープニングセレモニー」、10日の「開校式・入学式」から、はや2ヶ月がすぎました。この間、学校の細かい枠組みづくりを進めるとともに、生徒さんの能力や適性の把握、ケース会議、授業検討会、個別の教育支援計画及び指導計画の作成、習熟度別グループの編成等々、駆け足以上の早さで「全員参加の学校づくり」を進めて参りました。

 発達障害のある生徒さんが、将来、就職して生活をするためには、多くのことを学ぶ必要があります。情緒が安定し健康であること。社会生活や職業生活で必要とされる基本的な知識を身につけていること。適切にコミュニケーションがとれ、礼儀正しいこと。働くことに対する意欲があり、基本的な技能と態度を身につけていること。どれをとっても欠かすことのできない大切な資質や能力です。これらのことを、社会を見据える中で実践的に身に付けるため、みなと高等学園では、これまでの教育の枠にとらわれない「手作りでオリジナルな教育活動」を準備しています。現在、生徒の皆さんの意見も取り入れ、微調整を繰り返しながら、新しい取り組みを、一歩一歩、進めております。

 ここで、みなと高等学園の教職員は、全ての生徒さんを「さんづけ」で呼んでおります。一人一人の生徒さんを、一人の青年としてきちんと尊重するという気持ちを、呼名をとおして生徒さんに伝えています。まわりの人から認められ尊重されていることを実感できる生徒さんは、「大切な自分」に気づくとともに将来への夢を育み、周りの期待に応えたいという気持ちを育ててくれると考えております。

 みなと高等学園は、まだ、産まれたばかりです。ここで勤務する先生方は、話し合いを重ねながら「新しい教育の創造」に向けて邁進しております。発達障害のある生徒さんが立派な社会人として成長できるよう、全教職員一丸となり、高い使命感をもって臨んでおりますが、いろいろな課題も次々と見えてきます。保護者や関係機関の方々、事業所の皆様、地域の皆様には、みなと高等学園の教育をご理解いただきまして、暖かいご支援とご協力、ご指導を賜りますよう、心からお願いいたします。