校長室より

(祝)全国障害者スポーツ大会 銀メダル

  「広げよう感動。伝えよう感謝」をスローガンに第16回全国障害者スポーツ大会が,10月22日(土)から24日(月)まで岩手県で開催されました。

 本校から出場した前川龍太さん(3年)と吉田勝美さん(3年)は,銀メダルを獲得しました。

 前川龍太さん 陸上1500㍍
 吉田勝美さん 陸上200㍍ 陸上100㍍


  2人とも,3年間陸上部に所属し,まじめに練習に取り組んできた成果が現れました。おめでとうございます。

 

「こども応援債」による寄付について(お礼)Ⅱ

 阿波銀行創業120周年記念事業「こども応援債」による寄付として,株式会社ときわ様から,家政サービスの授業をはじめ様々な教育活動において生徒が使用する被服台と炊飯器を寄贈していただきました。
 10月4日(火),ときわの高畑会長,阿波銀行の石本営業部長らが来校され,寄贈式を行いました。 
   
 
  
 
 とても役立つ品々を寄贈していただきました。末永く大切に使わせていただきます。
 本当にありがとうございました。

(祝)障害者雇用支援月間ポスター入賞

 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構が主催する「平成28年度障害者雇用支援月間ポスター原画募集」に応募したところ,2名の生徒の作品が入賞しました。
 田中航貴さんの「現場実習」は,【絵画】高校・一般の部で厚生労働大臣賞を受賞しました。 


 
 
  井坂元さんの「現場実習」は,【絵画】高校・一般の部で理事長奨励賞を受賞しました。  
    
 両作品とも,仕事への意気込みが感じられると,高い評価を受けました。

「こども応援債」による寄付について(お礼)

 阿波銀行創業120周年記念事業「こども応援債」による寄付として,株式会社つゆき様から清掃機器を,また,佐川電機株式会社様から,ホワイトボード・車椅子を寄贈していただきました。
 本校では,ビルメンテナンスの授業に力を入れています。また,校外の様々な施設などに出かけて清掃活動をする「みなとクリーン」を行ったり,「とくしま特別支援学校技能検定」やアビリンピックにも積極的に挑戦しています。これらの活動に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。
   
        
 

 

 

 

 

 

 

 

   今まで使用していたホワイトボードが古くなり,新しいものに替えることができました。
 体育館に置いて,主に体育の授業や部活動で使用しています。とても使いやすくなりました。 
  
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 福祉サービスの授業では,「家事援助」・「清掃」・「介護」・「基礎知識」の4つの領域について,学習及び実習に取り組んでいます。介護施設での就労を考えた際,車椅子の搬送や清掃はとても重要な業務になります。
 生徒たちが,車椅子の基本的な操作法を身につけたり清掃したりする際に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。 
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にありがとうございました。

全情研徳島大会 お礼

 夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
 夏休み中も,検定試験・部活動・現場実習など生徒は元気に活動していましたが,昨日の生徒集会で久しぶりに全校生徒が体育館に集まっている様子を見て,安心しました。
 秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会です。しばらくは残暑が続くと思いますが,生徒とともにがんばりたいと思います。

 さて,8月25日(木)・26日(金)に,徳島市のあわぎんホールで,第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県内外から約700名の皆様に参加していただきました。 
 
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 1日目の午前中は,沖縄在住の平岡禎之・成子様ご夫妻による「『うちの火星人』に気づいたとき」と題した記念講演がありました。
 妻と4人の子どもたちに発達障がいという特性があることがわかった平岡さんは,「一番困っていたのは誰?親よりも本人だった」と気づき,工夫や取組を重ね,前向きに明るく失敗を乗り越えようとした話をしてくれました。成子(ワッシーナ)さんも,勤務しているフリースクールで工夫している事例などを紹介してくれました。


 昼食の後,さくら連の皆さんの阿波踊りと,国府支援学校和太鼓部の演奏がありました。どちらもすばらしく,特に県外の参加者からは喝采を浴びていました。


 その後,文部科学省特別支援教育調査官 丹野哲也氏による「育成すべき資質・能力と特別支援教育」と題した基調講演がありました。
 次期学習指導要領の改訂の動向を踏まえ,「社会に開かれた教育課程」・「学びを深める教育活動」などについて,わかりやすく説明していただきました。

 1日目の最後に,小松島市の「発達障がい者総合支援ゾーン」(ハナミズキゾーン)において,連携しながら発達障がいのある方やご家族の相談・支援に取り組んでいる皆様によるシンポジウムを行いました。「発達障がい者総合支援センター」・「ひのみね総合療育センター」・「乳児院」・「みなと高等学園」の代表者がそれぞれ取組を紹介し,鳴門教育大学の大谷博俊教授にまとめていただきました。 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2日目は,4つの分科会に分かれて,実践発表と研究協議を行い,正午過ぎに無事すべての日程を終えることができました。
 それぞれの詳細な内容については,今後大会報告集「ひこばえ」に,まとめていく予定です。
 最後になりましたが,本研究会に参加していただいた皆様,及び文部科学省をはじめお世話になったすべての皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。
 

梅雨明け

 梅雨が明け,夏真っ盛り。明日から夏休みが始まります。最近の主な出来事を紹介します。

(1)第1回受検生対象学校見学会
 7月7日(木)に実施しました。31の中学校・支援学校から69名の生徒が参加し,引率の先生と保護者の方を合わせると176名の皆様がみなと高等学園を訪れました。当初は昨年度並みの100名程度の参加者数を見込んでいましたので,全体会の会場を研修室から体育館に変更して実施しました。
 学校概要説明と授業見学を行いました。学校概要説明では,2年生各クラスの代表生徒が自分の学科の説明を行い,中学生や引率の方々から好評を得ました。
 暑い中,熱心に見学していただき,ありがとうございました。
 第2回受検生対象学校見学会は,9月7日(水)に実施する予定です。案内文書を各中学校に送付しますので,今回都合で参加できなかった方は,ぜひ見学に来てください。
  
   
 

 

 

 

 

 

 

 

(2)就業体験報告会
 7月14日(木)・15日(金)に,2年生の生徒による前期就業体験の報告会がありました。一人一人スライドを作成し,5分程度のプレゼンを行いました。
 体験をする中で,うまくいったこと,失敗したこと,あるいは,うれしかったこと,つらかったことなどいろいろあったと思います。報告を聞いていて,1年の時に比べると自分の得意なことや苦手なこと,自分に向いていることや向いていないことなど,よりはっきりと自分自身のことがわかるようになっていると感じました。
 夏休み期間中に,進路目標をきちんと定めて,その目標の実現に向かって努力を続けてほしいと思います。 
 
  
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3)第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会
 開催日の8月25日(木)・26日(金)まで,残り1ヶ月余りとなりました。
 現時点で,650名(県内:566名,県外:84名)の皆様から,参加の申し込みをいただいたおります。
 多数の申し込み,誠にありがとうございました。
 7月27日(水)に第5回実行委委員会を開き,準備について最後の確認をする予定です。事務局を担当している教員をはじめ,みなと高等学園の全教職員で準備にあたっています。

 

創立5年目,更なる充実をめざして

 平成28年度が始まり,1ヶ月経ちました。
  4月11日,32名の新入生が入学しました。今年度の生徒数は,1年生:32名,2年生:31名,3年生:29名,計92名です。新年度が始まって1ヶ月経ち,それぞれ新しい学年にも慣れたようで,学校は活気にあふれています。
 3月に卒業した第2回卒業生は31名でしたが,28名の生徒が就職(一般企業+A型)し,2名の生徒が福祉就労(B型+自立訓練)で将来の就職に備えています。また,県内の大学に1名が進学しました。1期生に続いて生徒たちはよくがんばり,自分の希望する進路を実現しました。卒業後もそれぞれの夢に向かってがんばってほしいと思います。 


   

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年度の学校の重点目標は,以下の5点です。
①生徒一人一人の人権を尊重した教育を徹底するとともに,自他を大切にする態 度の育成及びいじめなどの人権侵害を許さない人権感覚を育む。
②生徒個々の資質や適性に応じ,職業能力や意欲等を高める指導を系統的・組織的に実施し,社会的・職業的自立に結びつける指導を推進する。
③生徒及び保護者の教育的ニーズに応じた「個別の指導計画」を作成し実践する ことで,きめ細かい指導及び支援を組織的に推進する。
④専門性の向上に努め,高等学校及び幼稚園,小・中学校に在籍する発達障がい 児に対し積極的な助言及び支援を推進するとともに,保護者・地域・関係機関 と密接に連携し信頼される学校づくりに努める。
⑤学校行事・生徒会活動・部活動など望ましい集団活動を通して,心豊かな人間 の育成を図るとともに,交流活動を推進し地域や人と人とのつながりを大切に する態度を養う。
 また,今年度の大きなイベントして,本校が事務局を務める「第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会」があります。
 8月25日(木)・26日(金),あわぎんホールで開催します。平岡禎之氏(沖縄在住のコピーライター)の記念講演,丹野哲也氏(文部科学省特別支援教育調査官)の基調講演,「関係機関が連携した支援について考える」をテーマにしたシンポジウム,就学前・小・中・高それぞれの段階の指導・支援を考える4分科会など盛りだくさんな内容です。6月上旬に二次案内を行う予定です。
 多くの方々の御参加をお願いします。

卒業,おめでとう

 3月4日(金),徳島県発達障がい者総合支援センター志田所長様をはじめとする多くのご来賓の皆様,並びに保護者やご家族の皆様方のご臨席のもと,徳島県立みなと高等学園第2回卒業証書授与式を挙行しました。
 31名の卒業生に,卒業証書を手渡しました。どの生徒もいつになく緊張していましたが,その態度・表情からは,これから始まる新しい人生を自分の力で歩んでいこうとする強い意志が感じられました。
 卒業生の洋々たる前途が,健やかで幸多きことを心からお祈りします。 
   

 

 

 

 

 

 

 

「式辞」から
 卒業生の皆さんは,今まさに,この「みなと」から錨を上げて「社会」という大海原へ船出をしようとしています。「みなと」で皆さんの船出を見送る私たちは,皆さんの航海がいつまでもいつまでも無事であることを願わずにはいられません。
 皆さんの船出にあたり,一人の若者の言葉を紹介します。現在21歳,フィギュアスケートの羽生結弦選手の言葉です。羽生選手は皆さんご承知のように,平成26年,19歳の時にソチオリンピックで金メダルを獲得しました。その後も成長を続けており,現在も世界記録を更新中です。
 その羽生選手が18歳の頃に「あなたの成長の原動力は何ですか」と聞かれた時に,彼は「心を開くことが私の成長の原動力です」と答えたそうです。
 「心を開く」とは,「見たり聞いたりしたものや感じたことを,素直にそして謙虚に何でも吸収しよう」という気持ちのことだと思います。
 皆さんの人生は,これからが本番であります。多くの人と出会い様々な経験を積んで成長し,心豊かな人間になってほしいと思います。そのためには,「心を開いている」ことが大切です。心を開いていれば,日常生活の何気ない瞬間にも幸せや楽しさを見つけることができます。また,お互いに信頼できる人と出会うこともできます。これからの人生の中で,心を開き,何事にも誠実に対応していれば,必ず幸せが訪れると思います。

文化祭のことなど

 厳しい寒さも峠を越えたようです。年が明けてから1ヶ月近く経ちました。みなと高等学園では,1月に文化祭を実施しています。生徒一人一人が輝き活気のある新年の始まりになりました。


(1)文化祭
 1月23日(土),第4回文化祭「みな☆まつり」を実施しました。寒い中,約250名の皆様にご来場いただき,ありがとうございました。
 今年の文化祭のテーマは,生徒が考えた「共創」でした。この言葉には,「みなと高等学園の関係者が共に力を合わせて,たくさんのものを創る」「来ていただいた来賓・保護者の皆様と共に楽しい思い出を創る」という思いが込められています。
 表現の部では,歌・クイズ・コント・映画・時代劇・書道パフォーマンス・英語のスピーチ・ダンスなど,バラエティ豊かな内容で大いに盛り上がりました。 展示・即売・催しは,「授業や部活動等で行った活動の成果を発表する」という本校の文化祭の目的に添った内容でした。生徒が創った木工作品や育てた野菜など,たくさん購入しいただきありがとうございました。  
   全体を通して,生徒が様々な可能性を持っていることに改めて気づきました。


 

 

 

 

(2)清掃機器の寄贈について(お礼)
 阿波銀行創業120周年記念事業に際し,株式会社ハレルヤ様から授業で使用する清掃機器を寄贈していただきました。
 1月15日(金),ハレルヤの市岡社長,阿波銀行の待田営業部長らが来校され,寄贈式を行いました。
 本校の流通システム科では,ビルメンテナンスの授業に力を入れています。校外の様々な施設などに出かけて清掃活動をする「みなとクリーン」を行ったり,「とくしま特別支援学校技能検定」やアビリンピックにも積極的に挑戦しています。これらの活動に,とても役立つ品々を寄贈していただきました。本当にありがとうございました。 
  
 
 

 

 

 

 

 

 

(3)第5回『ICT(愛して)とくしま大賞』について(祝)
 3年生の情報デザイン科の生徒たちが制作した『食の王といく!~小松島の特産品を探す旅~』が,e-とくしま推進財団賞<学生部門賞>を受賞しました。
 小松島の特産品や見所などを、「食の王」といっしょにコミカルなシナリオに沿って紹介していく動画です。1月20日(水), とくぎんトモニプラザで表彰式がありました。また文化祭でも上映しました。作品は徳島県のホームページで見ることができます。 

良いお年を!

(1)冬休みを前に
 12月22日(火),冬休みを前にして,生徒集会を実施しました。
 生徒たちは,様々な行事や毎日の学校生活をとおして,多くの実りを得ることができました。3年生は希望する進路の実現をめざして努力を重ねた結果,卒業後の進路を内定することができました。2年生は将来進むべき道を真剣に考え,これからの学校生活を前向きに送るための目標を決めることができました。1年生は入学してからたくさんの人と出会い,友達をつくることができました。
 生徒集会の前に表彰伝達を行いました。いろいろな検定に積極的に挑戦している生徒がたくさんいました。また,高文祭に出品した美術作品が優良賞を受賞し,近畿高文祭出品を決めた生徒やアビリンピック徳島大会に出場してビルクリーニング部門で金賞を受賞し来年の全国大会出場を決めた生徒もいました。
 さらに,この前の土曜・日曜には,徳島市のアミコで献血のボランティアをしたり,教育会館で行われた中高生人権交流集会に参加して,他の学校の生徒たちといっしょに人権や平和について考えた生徒もいました。 


   
 
 

 

 

 

 

 

 

(2)第2回徳島県発達障がい教育研究会(お礼)
 12月17日(木),今年度の第2回徳島県発達障がい教育研究会を本校で開催しました。師走の大変お忙しい中,県内外から57名の皆様に参加していただきました。
 1時間目の授業を見学していただいた後,午前中は,那賀高校と小松島西高校勝浦校から「高等学校における特別支援教育支援員活用事例」の報告をしていただきました。
 午後からは,海部高校と佐賀県の太良高校から「高等学校における『自立活動』を取り入れた実践とその可能性について」というテーマで実践発表をしていただきました。
 どの報告及び発表も,日々の真摯な取組に裏付けられたすばらしい内容であり,参加した皆様にとって,各校での実践につながるものになったと思います。
  高等学校の特別支援教育に関しては,通級指導教室の導入が検討され始めたり,来年4月には「障害者差別解消法」が施行されたりするなど新たな段階を迎えようとしています。今回の報告及び実践発表は,新たな段階を迎えている高等学校の特別支援教育の推進に,大いに寄与するものであったと思います。
 最後になりましたが,午後の実践発表に対して指導助言をいただきました鳴門教育大学教授の井上ともこ先生,本研究会を共催していただいた徳島県教育委員会をはじめ,お世話になった皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。

 
 
 

 

 

 

 

 

 

☆良いお年をお迎えください。
 12月25日(金),本校では「とくしま特別支援学校技能検定(ビルメンテナンス)」が実施されています。各校の生徒たちが真剣に受検しています。今年も残り少なくなりました。1年間,大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。