校長室より

PTA事業所見学(すろーわーく)

7月26日(金)、徳島市蔵本町にある「福祉型カレッジ すろーわーく」さんを訪れました。

この施設は、いわゆる就労移行支援事業所です。

特別支援学校を卒業した生徒さんが、すぐに就職するのではなく、自立するための生活スキルを身に着けたり、資格を取得してもっと豊かな生活を送ることを目指して通うところです。

4年制のカリキュラムが組まれており、最初の2年間はソーシャルスキルトレーニングとともに障害者年金の申請などもサポートしてくれます。次の2年間は「障害年金+工賃収入」という将来設計をプランニングしていきます。職場実習やハローワークでの活動も計画しているそうです。

また、4年間通わなくても、途中で就職が決まれば卒業して就職(就労・福祉的就労)することもできるとのことでした。

この施設は設立して2年目ということで、1年生と2年生の皆さんが授業を受けていました。内容はソーシャルスキルトレーニングの一つだと思いますが、人間関係の様々な場面で自分ならどう考え、どう行動するかについて、ディスカッションをしていました。

授業は午前10時に始まり、午前2時間、午後2時間の計4時間の授業で午後3時頃には終了します。

普段の授業に加えて、アナウンサーによる話し方講座や立ち方等の姿勢に関する講座など多彩な特別講座も組まれていました。

一度、就職したけれども対人関係などでうまくいかず、再就職を考えている人も対象になるとのことでした。

体験入学もできるとのことでしたので、将来困ったときの方策として知っておくと良いと思います。

管理者の方も、授業を担当されている方も障がい福祉サービスに真摯に取り組まれていることが伝わってくる、心温まる施設でした。

訪問を受け入れていただき、ありがとうございました。