校長室より
PTA事業所見学(就労継続支援A型事業所Ponte)
7月24日(水)、保護者と教員あわせて10名程度が就労継続支援A型事業所Ponteさんで事業所見学をさせていただきました。
最初に、株式会社日産サティオ徳島(徳島支店)の敷地内で「オート部門」の作業を見学しました。一番最初のミーティングでは元気な挨拶があり,その日の作業分担の説明がありました。この日は午前中から気温が上昇し、日差しも強い中でしたが、利用者のみなさんは、集中して洗車作業にとりくまれていました。案内してくださった管理者の尾形様を中心に、保護者の方々からの質問にも丁寧に答えていただき、助かりました
その後、室内に場所を移し、代表取締役社長藤村様から株式会社Ponteを設立するまでのいきさつや、「全ての個性が輝く社会を実現する」といった経営理念について、説明をいただきました。また、管理者の尾形様、サービス管理責任者の中久様からPonteの詳しい事業内容を伺いました。Ponteでは「オート部門」以外にも「アグリ部門」「ハウス部門」があり、利用者さんの希望や特性に応じて,就労先を変更することもあるとのことでした。その場合は、利用者さんとよく相談をするということでした。
特に印象に残ったのは、利用者さんに求めることについて、話されていた内容で、
①できるだけ休まないこと。休む場合は事前に連絡をすること。
②挨拶をすること。
③分からないことがあったり、困ったときには相談すること。
といったことでした。
休まずに勤務してくれたら、技術的なことは後からいくらでも身につけることができる。とにかく、できるだけ休まずに通って欲しいとのことでした。もちろん、用事があるときや、体調が悪いときは連絡をして休んでもらってかまいませんとのことでした。この、①~③の内容については、みなと高等学園でも日ごろから生徒の皆さんに伝えていることであるので、学校の教育活動が正しいということを再認識することができました。
その後、Ponte lume(障がい者グループホーム)を見学させていただきました。このグループホームは新築の建物で現在入居者を募集しているとのことでした。1階が男性、2階が女性と別れていて、居住スペースはもちろん入り口もそれぞれ別になっていました。朝と夕の食事は作ってくれるということで、私たちも軽食としていただきました。具沢山の味噌汁、御飯、野菜、焼き魚、スパゲティ、ミートコロッケ、デザート(水羊羹)という、栄養バランスに配慮された内容で、大変おいしくいただきました。保護者の方からもこのようなグループホームであれば安心して預けることができるという声がありました。
社長の藤村様をはじめ、Ponteの職員の方々には事前準備から、本日の訪問にいたるまで、本当に丁寧に対応していただきました。感謝申し上げます。
本日参加してくださった保護者の方々もありがとうございました。
私はとても勉強になり、楽しい時間を過ごすことができました。今後も、このような学校の取り組みに御協力くださいますよう、お願いいたします。