校長室より

全情研徳島大会 お礼

 夏休みが終わり,みなと高等学園に,平常授業が戻ってきました。
 夏休み中も,検定試験・部活動・現場実習など生徒は元気に活動していましたが,昨日の生徒集会で久しぶりに全校生徒が体育館に集まっている様子を見て,安心しました。
 秋は,MKGスポーツの日,修学旅行・遠足,後期就業体験など様々な行事があります。自分自身を成長させたり,クラスの仲間と親しくなれたりする良い機会です。しばらくは残暑が続くと思いますが,生徒とともにがんばりたいと思います。

 さて,8月25日(木)・26日(金)に,徳島市のあわぎんホールで,第49回全国情緒障害教育研究協議会徳島大会を開催しました。お忙しい中,また,残暑厳しい中,県内外から約700名の皆様に参加していただきました。 
 
   
 

 

 

 

 

 

 

 

 1日目の午前中は,沖縄在住の平岡禎之・成子様ご夫妻による「『うちの火星人』に気づいたとき」と題した記念講演がありました。
 妻と4人の子どもたちに発達障がいという特性があることがわかった平岡さんは,「一番困っていたのは誰?親よりも本人だった」と気づき,工夫や取組を重ね,前向きに明るく失敗を乗り越えようとした話をしてくれました。成子(ワッシーナ)さんも,勤務しているフリースクールで工夫している事例などを紹介してくれました。


 昼食の後,さくら連の皆さんの阿波踊りと,国府支援学校和太鼓部の演奏がありました。どちらもすばらしく,特に県外の参加者からは喝采を浴びていました。


 その後,文部科学省特別支援教育調査官 丹野哲也氏による「育成すべき資質・能力と特別支援教育」と題した基調講演がありました。
 次期学習指導要領の改訂の動向を踏まえ,「社会に開かれた教育課程」・「学びを深める教育活動」などについて,わかりやすく説明していただきました。

 1日目の最後に,小松島市の「発達障がい者総合支援ゾーン」(ハナミズキゾーン)において,連携しながら発達障がいのある方やご家族の相談・支援に取り組んでいる皆様によるシンポジウムを行いました。「発達障がい者総合支援センター」・「ひのみね総合療育センター」・「乳児院」・「みなと高等学園」の代表者がそれぞれ取組を紹介し,鳴門教育大学の大谷博俊教授にまとめていただきました。 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2日目は,4つの分科会に分かれて,実践発表と研究協議を行い,正午過ぎに無事すべての日程を終えることができました。
 それぞれの詳細な内容については,今後大会報告集「ひこばえ」に,まとめていく予定です。
 最後になりましたが,本研究会に参加していただいた皆様,及び文部科学省をはじめお世話になったすべての皆様方に,心より厚くお礼を申し上げます。