校長室より

相互授業参観 1年生 科学と人間生活

7月12日(金)4限目、1年生の理科の科目である「科学と人間生活」の授業を参観しました。

最初に本日の内容を黒板に示して授業がスタートしました。

 

生徒の皆さんは、授業の要点をまとめたプリントに取り組むことで授業の内容を主体的に学んでいました。

プリントは教科書を調べながら取組むようになっているので、自然と教科書の内容が分かるようにできています。

 

 

プラスチックに関する内容では「どうして日本ではプラスチックの再利用が重要なんでしょう」という問いかけに対して、生徒の皆さんが積極的に発言していました。

先生がその発言一つ一つに丁寧にコメントを返していましたので、自然と授業も盛り上がっていました。

後半は微生物をテーマに授業を進行していました。

テーマを変えることで、生徒も集中力を持続させやすかったと思います。

微生物の内容では、「ダニは微生物なのか?」「目で見えるとはどういうことか」「㎛はどんな単位か」など、生徒の質問に具体的な例を挙げながら丁寧に答えていました。

生徒の皆さんが積極的に手を挙げて発言していたこともあって、時間があっというまに過ぎてしまった感じでした。

対話的な授業をすることの大切さを改めて実感した次第です。

相互授業参観 2年生 現代の国語

7月9日(火)3限目、2年生商業ビジネス科の授業「現代の国語」を参観しました。

最初に本授業で取り組むことを黒板に書き、見通しを示していましたので、生徒もすんなりと授業に入ることができていました。

 

 

 

最初に先生が作成したオリジナルプリントを用いて、漢字と語句の問題に取り組みました。

漢字の読み、カタカナ語の意味、ことわざ、同義語といった内容が一枚のプリントにおさめられていて、生徒は短時間で問題が切り替わるので集中力を維持しながら取り組むことができていました。

 

後半の内容は、先生が話している内容をメモを取りながら聞き取るという内容でした。

話した内容を生徒のタブレットに配信しつつ、大型モニタにも表示して答え合わせを行いました。

答え合わせは、生徒一人一人を指名して、その発言を引き出しながら行われました。

答え合わせで発表することが分かっているので、生徒は聞き取り中、集中してメモを取っていました。

また、、答え合わせでは、先生からメモを取るときの注意点を聞いていました。

これらの、教材は先生が生徒の実態に応じて作成しているもので、様々なところに工夫が見られました。

また、授業全体をとおして、生徒との対話を中心に展開されており、楽しく、分かりやすい授業であったと思います。

勉強になりました。

認知と行動について

7月8日(月)、特別支援学校コンサルテーションが、畿央大学教育学部教授大久保賢一先生を講師としてお迎えし、本校でありました。

※コンサルテーション;専門家に対して相談することや助言を求めること。

大久保先生には終日、授業参観、研究協議、全体研修をしていただき、貴重な助言指導をいただきました。

 

その中で、「我々は、受け取る情報を変えることはできないが、『認知と行動』を変えることはできる。」という話をいただきました。

 

ここからは、私の理解と表現ですが、

例えば、家でゴロゴロ寝ている子供を見たとき(情報)

「手伝いも宿題もせず、また、さぼってるわ」と見るか(認知1)

「どこか調子悪いんやろか、風邪ひいたかな」と見るか(認知2)

といった、別々の認知の仕方があるということかなと理解しました。

このケースではほかにも認知3、4といろいろな捉え方ができるかも知れません。

そして、認知の仕方によって、その結果としての行動が違ってきます。

認知1の場合だと「何ゴロゴロしとんや、ちょっとは家の用事手伝ったらどうや」(行動1)となりそうですが、

認知2の場合だと「風邪ひいたんとちゃうか、ちょっと熱あるか測ってみ」(行動2)となりそうです。

我々は、どのように認知するかによって、行動が変わってくるということを改めて考えさせられました。

 

我々は、それぞれの人生の中で、どうしても認識や考え方にバイアス(先入観あるいは偏見)がかかってしまいます。誤った先入観で物事を認知すると、行動を誤るというとこを改めて考えさせられました。

誤った認知をしないためには、経験すること、学ぶことが必要だと思います。

 

我々は教員として、自分の「認知と行動」を振り返ること、生徒の「認知と行動」が幸せの方向に行くように生徒に伴走することが必要だと思った次第です。

相互授業参観 1年生 美術Ⅰ

7月5日(金)2限目に1年生の美術の授業を参観しました。

 

この日は職場見学で校外に出ていたクラスがあったので、その分人数が少なくなり、生徒数2名での授業でした。

課題は「人権ポスター」の製作でした。各自が思い思いの方法で集中して取り組んでいました。


 

先生と生徒の距離も近く、生徒の皆さんは適切なアドバイスを受けながら授業に取り組むことができていました。

個性的な作品が出来上がることを期待しています。

また、授業や部活動等で製作した美術作品を廊下等に掲示してくれているので、学校に来られた際には是非御覧ください。

七夕飾り

7月7日(日)は七夕です。天気はまずまず良さそうなので、天の川も見えるかもしれません。

みなと高等学園の玄関先にも七夕飾りの笹が置かれています。

 

生徒の皆さんもいろいろな願い事を書いてくれていました。

 

私が小学生の頃は、家でも短冊に願い事を墨で書いて笹に吊るしていました。

そういった習慣は今ではあまりしなくなったのではないでしょうか。

我が家では当時、祖母が鯵の寿司を握ってくれたり、御萩を作ってお供えしたりしていたことを思い出しました。

夜には、天の川を見ようと空を見上げ、織姫星、彦星ってどれだろう探してみたり。

懐かしい思い出です。

先日、東京に出張していましたが、新宿や渋谷に居たら夜に空を見上げても星は見えないですね。

そういった意味では、田舎に住んで、星が見える生活をすることは、贅沢なことかもしれません。

相互授業参観 3年生商業ビジネス科「ソフト活用」

7月1日(月)から3週間の間は「相互授業参観」の期間となっています。この期間に少なくとも1回は他の先生の授業を参観し、お互いの授業力を高めるという取り組みです。私も時間の許す限り先生方の授業を参観させていただきます。

本日は、3年生商業ビジネス科の「ソフト活用」の授業を参観しました。

この授業は、生徒4名に教員が2名で展開されてました。

表計算ソフトの活用を目的として、検定に関する問題演習をしていました。

生徒の皆さんは各自の課題に集中して取り組むことができていたし、分からないところでは積極的に質問することができていました。

先生方は、生徒の皆さんの進み具合を確認しながら、ポイント、ポイントで適切に指導されていました。

就職先によっては、データ入力や表の作成が必要になることもあるようです。

生徒の皆さんの主体性を引き出す良い授業でした。

 

商業ビジネス科の活動

 6月20日(木)商業ビジネス科の授業で「ゆめみずき」の新しい仕入れ商品を選ぶ活動が行われました。

 この授業は、商業ビジネス科の1〜3年生の生徒が合同で実施しました。

 最初に、各学年の生徒、数名ずつで構成された班を作り、互いに打ち解けるための取組として、「自己紹介」「紙飛行機作り」等のアイスブレイクを行いました。

 

 互いに打ち解け、コミュニケーションもスムーズに図れるようになったところで、今回の仕入れ商品である「アイスクリーム」の選定に取り組みました。

 アイスクリームの選定ではそれぞれが仕入れて欲しいと思うアイスクリームを選び、選定理由と一緒にMetaMojiCiassRoomで発表しました。

 

 

 次に、各班毎に仕入れ商品(アイスクリーム)を3〜4つ選び、班の意見として発表しました。

 

 梅雨が明けると夏本番!

 今年の夏は昨年より更に暑くなるそうです。

 商業ビジネス科の皆さんが選んだアイスクリームが「ゆめみずき」で販売されることを楽しみにしています。

校内実習が終わりました

6月14日(金)「校内実習全体振り返り」を実施し、前期校内実習が終わりました。

この2週間、生徒の皆さんも、先生方も本当にお疲れ様でした。

全体振り返りで、生徒の皆さんが、この実習で「できたこと」「できなかったこと」を発表してくれましたが、全体的には良い実習だったと思います。

特に、今回の実習で自分の課題を発見した人は、これからの学校生活、家庭での生活の中で課題克服に向けて頑張ってもらいたいと思います。

学校生活では、「挨拶をすること」「何かあったら、先生に連絡、相談すること」「体力をつけること」「粘り強く取り組むこと」などを学習していきます。

御家庭においても、様々な場面で子供さんとコミュニケーションをとってください。そして、できましたら、何か本人ができる「お手伝い」をさせてください。そうする中で、仕事をする上で大切な「コミュニケーション力」や「思いやりの心」が育まれると考えます。

みなと高等学園では、

「社会的・職業的に自立した心豊かな人間を育成する」ことを目標に教育活動を行っています。

今回の校内実習で生徒の皆さんはこの目標に向かって大きく前進しました。

来週から、平常の授業に戻ります。

それぞれが発見した課題の克服に向けて頑張りましょう。

 

校内実習(OA班)

6月11日(火)、校内実習も2週間目に入りました。生徒の皆さんの疲れも溜まってきているようですが、それぞれの班で一所懸命取り組んでいます。

校内の実習の様子を見ていると、女子生徒が新聞紙でゴミ袋を作っていました。ちょうど、校長室のゴミ箱に入れる袋を探していたところだったので、興味津々で見ていました。

私も、廃棄するプリントで袋状のものを作ろうとしましたが、いざ作ろうとすると難しいものです。生徒は、慣れた手つきで次々と作っています。

欲しそうに見ていったのが伝わったのか、10袋くれました。

こんな感じで使用しています。

災害の時にもこんな袋があったら役立ちそうです。

校内実習も後3日です。頑張りましょう!

ビルメンテナンス班

6月5日(水)、校内実習の一環として、ビルメンテナンス班の生徒の皆さんが校長室の清掃に入ってくれました。

ビルメンテナンス班では上級生がリーダーとなって後輩の皆さんをフォローしながら作業に取り組んでいます。

普段、掃除できていない所など、隅々まで丁寧に作業してくれていました。

本当にありがたいです。

最後は、大きな声で、礼儀正しく「ありがとうございました。」と言って退室していきました。

校内実習で生徒の皆さんは、社会に出た時に必要な多くのことを学んでいるな、と思いました。

生徒の皆さんが、この実習で成長してくれることを願います。